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『フィフィのクリスマスのあさのおはなし』挿絵について

自分の描いた絵について話しています。
今回は挿絵です

展覧会メンバーとのコラボ記事を、と思い立ち、おやつ担当のnolyさんとは「フィフィのクリスマスのお話」に決定。フィフィを描いたことでnolyさんとのご縁ができたので、楽しく作らせていただきました。
(※nolyさん……ガチョウと焼き菓子noteの人です。めちゃくちゃ美味しくて写真もおしゃれです)


どの挿絵も可愛いですね!!自分で言いますよ〜!
特にどのシーンを、という指示もなくスンナリ描いてスンナリOKが出ました。インスタDMやり取りでのnolyさんの親バカっぷりが今でも鮮明に思い出せます。
文章、物語から浮かぶ色やイメージをそのまま描いた感じです。

気をつけていたのは冬の色合いです。nolyさんご自身のイメージは焦茶や渋めのオレンジ色だと思っているのですが、このお話は冬と針葉樹が綺麗な世界です。なので紺とか青、雪の白をベースにしています。

画風は細密でもイラスト然でもなく、クロッキーみたいな速度早めのラフな線で可愛さを出しています。制作にあたって参考にしたのは昔のイギリス絵本原画です。色の抑え方とか構図を特に参考にしました。

ラストの絵はお菓子を食べるシーンです。おやつを差し伸べる人間の服はサンタクロースっぽく袖口に白のもふもふを入れ、袖はnolyさんぽいオレンジ系にしています。原稿では「どんなお菓子」という描写は一切なかったので、わたしが初めて食べたnolyさんの焼き菓子(勇気のどんぐりと呼んでます)にしました。特に指示も言及もなくOKを頂いており、nolyさんとわたしの間だから自然に選べたもののような気がして、嬉しかったです。
nolyさん、ありがとうございました。





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清世/画家
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