🐧🌾Vol.01【美味しくて環境にもペンギンにもやさしい！？ぺんぎん米とは！】

ペンギン好きぃ／鈴木起世美

2022年12月6日 16:19

こんにちぺん！
ペンギン好きぃ・鈴木起世美です。

2018年からひっそりと栽培して販売をしている【ぺんぎん米】。

なぜお米！？

なぜペンギン！？

謎に包まれた【ぺんぎん米】の全貌をお伝えしますね。

絶滅危惧のペンギンたちを助けたい

　私は、25歳の時、念願の野生のペンギンに逢うという夢を達成しました。

ペンギンに出逢えて感動！やったー！幸せ♪ 夢達成♪♪

・・・とは、なりませんでした。

車を行き交うアスファルトの道路を怯えながら渡る姿。

生息地が人間に奪われ、なんとか生きる姿。

こんなに大変な状況下に晒されているのか、と複雑な気持ちになりました。

その後、色々と調べる中で

野生のペンギンが抱えている問題は様々あり、

全て私たち人間が引き起こしていました。

半数以上の種類が絶滅危惧種。

それを知った時、
『私ができることは何かないか？』と模索し始めました。

初めは、
野生地のペンギン保護団体に所属すれば良いんじゃないかと思ったものの、

それはすでに現地の方がやってくださっていて、

英語もロクにできない私が入っても戦力にならない。

もっと、違う方法は？

私が日本にいてもできることは？

と、考え抜いた先に見えたのが

『農業』

でした。

石油から出来ている農薬も肥料も使わない農

起世美の実家は岐阜県美濃加茂市で、
もともと梨とお米を作っていました。

農薬や肥料を与えるいわゆる『普通栽培』『慣行栽培』です。

でも、色々と調べていく中で
農薬肥料は主に『石油』から出来ていることを知りました。

『石油』ってペンギンにも関わりがあるんですよ！
良くない意味で…

タンカー座礁によおる石油流出事故ってご存知でしょうか？

海の上を移動するタンカーが何かしらの原因で座礁して、
船内の石油がそのまま海に流れてしまう事故です。

それにより、その海域に生息する魚達や海鳥、

そしてペンギンたちが油にまみれたり、

油を誤飲して死んでしまう被害が起きてしまいます。

愛するペンギンたちが自分たちのせいで死んでしまう…

ならば『石油』に頼らない生活をしていきたい。

一気に無くすことはまだまだ出来ませんが、

出来ることからやろうと思いました。

農薬肥料を使うことで、
除草や殺虫などニンゲンにとっての便利さは確かにあるかもしれません。

しかし、その場の水質汚染や生き物を脅かし
環境のバランスを崩してしまう大きな犠牲があります。

私はそれをしたくない。

そんな想いから、農薬肥料を使わない自然栽培を選びました。

ちなみに、『有機（オーガニック）栽培』は
国に認可された一部農薬や肥料を与えることができたり、
鶏糞・牛糞などの動物性肥料を与えるなどをする栽培方法。

私の行っている栽培では、
そのような肥料も入れないようにしています。

外から何かを持ち込まない自然に則ったやり方を選んでいます。

お米には【ペンギン状態】になる瞬間があった！

「え？ ペンギン状態？？意味不(笑)」

と思われるでしょう。無理もありません。

ワタクシ起世美が勝手に言いだしてますから！！(笑)

お米を栽培するにあたって
種となる籾殻（もみがら）がついた種籾（たねもみ）を使います。

その種籾は、土に蒔く前に熱湯消毒をし数日浸水します。

そうして『芽出し』をすることで
土に蒔いた後に、しばらくすれば順調に芽が出てくるという感じです。

で、

この『芽出し』の状態が、『ペンギン』なのです！

↓とくと、ご覧あれっっっ！！

どうです？？

どう見ても『ペンギン状態』でしょ♪

一般的には『ハト胸状態』と言うらしいですが、

いやいや、『ハト』より『ペンギン』に見えるはず！

ということで私は『ペンギン状態』と言っています(笑)

ただ、
浸水してさらに時間が経つと・・・

クチバシ部分が、みょ～んと伸びちゃった(^へ^;;

ここまで伸びてしまうと、土に蒔いた時に
クチバシ（芽）の部分が折れてしまいやすいので、

こうなる前の『ペンギン』に見える内に蒔くのが適切です！

と、いうことで

お米がペンギンに見える瞬間でした♪

年に1回のステキな瞬間です(*^o^*)

自然栽培のお米からの【ぺんぎん米】

さて、1年に1回芽出しの瞬間だけペンギンになるお米さんですが、

何故【ぺんぎん米】と命名しているのか？

それは、大きく分けて4つの理由があります。

⑴パッケージがペンギン！

実はこのパッケージ、
ひとつひとつ起世美の手描きなのです。

ニカワ由来の環境にもやさしい墨汁を使用。

自分がペンギンのグッズを出すならば、

絶対にペンギンの種類を描き分けたものでなければ！と
想いを募らせておりました。

なので、

ぺんぎん米のパッケージは
実際のペンギンたちと同じく全１８種類！

動物園でも
イワトビペンギンは「キタイワトビ」「ミナミイワトビ」と
分けていなかったりもしますが、

ワタクシ起世美は冠羽の部分を描き分けて（いるつもり）
別種を表現しています！

ヒナは、全９種類。

冠羽があるイワトビペンギン系と
フンボルトペンギン系は
ヒナの姿にあまり差異がないので

それぞれ１種の絵で表しています！

⑵お米の【ペンギン状態】

⑶売上の一部を野生ペンギン保護団体へ寄付

ぺんぎん米を販売する際、

売上の一部を野生ペンギン保護団体へ寄付をする形を取っています。

自分のお金が野生ペンギンの保全に
使ってもらえるって嬉しいじゃないですか？

そういうサイクルを作りたいと思い、実現させています。

2018年度産での売上の一部は
ニュージーランドのペンギン保護団体『Tawaki Project』に寄付いたしました。
詳しくは別途記事にまとめる予定です。

⑷環境にやさしい＝野生ペンギンにやさしい

最初にお伝えしましたが、

自然栽培のお米は農薬肥料を使わないので
その場の環境を破壊することなく

美味しいお米が収穫できます。

現在、日本で生産されるお米の99％以上は農薬肥料漬けです。

有機農業でも日本全耕地面積のわずか0.5％だと言います。

【有機農業をめぐる事情】（農水省）
https://www.maff.go.jp/j/council/seisaku/kazyu/h30_12/attach/pdf/index-16.pdf

つまりそれだけ環境破壊や水質汚染を生み出しているわけです。

安さや生産量、利益を重視した結果です。

逆に、

自然栽培のお米やその他農産物を生産する場所は

環境保全にも繋がっていると私は考えています。

ペンギン全18種のうち11種が絶滅危惧種で

年々数が減少している要因も

私たちニンゲンが起因している環境問題です。

その現実を踏まえた上で、

「じゃあ私たちにできることは？」

という問いを自分自身に聞いてみてください。

ワタクシ起世美は、
その観点から『自然栽培』に行き着きました。

今はその先の『山』にも目を向けていますが
それはまた別の機会に記します。

これからの妄想①ぺんぎん米作り体験が全国各地でできる

2022年現段階では、

私の住む愛知県岡崎の山間でひっそりとぺんぎん米を栽培しています。

それを全国各地の人の手が行き届かなくなった耕作放棄地を再生させ
ぺんぎん米処に蘇らせられたら！と妄想しています。

現段階では起世美と夫と2人での栽培ですが、
想いを共感してくれる同志が現れたならば、
全国展開も夢じゃないと思っています！

その土地によってお米の美味しさも変わります。

全国のぺんぎん米食べ比べなんてできたら最高じゃないですか！？

そして、農家じゃなくても、
畑とは無縁の生活をしている人でも

気軽に自然にふれあえるキッカケとして

ぺんぎん米作りのお手伝いをできる環境づくりもできたらと考えています。

これからの妄想②全国各地のぺんぎん米が全国各地の水族館動物園お土産コーナーに並ぶ！

全国展開したぺんぎん米。

それを全国の水族館動物園のお土産コーナーに並ぶ。

そんな未来も勝手に妄想しています。

見た目がかわいく、

買ったお金がペンギンの手助けとなり、

そして何より美味しい！

お土産としても最高だと思っています。

まとめ：ぺんぎん米とは！！？

安心安全美味しくて♪

同じ地球に住んでる野生ペンギンも脅かすことなく！

ペンギンパッケージなお米！！

です。

このような想いのもとに生まれたのが

ぺんぎん米なのです。

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ぺんぎん米をはじめ、
主に私鈴木起世美が制作したペンギングッズ、通称『ぺもの』を
販売しております🐧

ご興味のある方は下記よりお越しくださいませ！

最後まで読んでくださりありがとうございます！

鈴木起世美