❝マンガ本❞って学校で禁止されがちだけど
この記事の結論は、「マンガ本に罪はない!」そんなことより、「朝読書タイムの❝目的❞を明確にしませんか?」です。
多くの中学校では、「朝読書タイム」というのを実施しています。
(#朝の会の前後で、10分ほど静かに読書する時間)
この時間に❝マンガ本❞を読むことが許されている学校はほぼ無いでしょう。
これまで私が勤務した中学校では全て、禁止となっていました。
(#禁止どころか、見つけたら即没収をする不要物の対象だった)
「本は良いけど、マンガはダメ!」という文化は、今も学校に根強く残っています。
でも、いったん冷静に考えてください。
❝マンガ本❞自体が悪いわけではないはずです。
(#マンガは世界に誇る日本の文化)
(#マンガから学んだり、気付いたりすることも沢山あります)
(#手塚治虫や、やなせたかし、藤子・F・不二雄らのマンガを正面を切って否定できる人はいないでしょう)
私が思うに、たぶん悪いのは…朝読書タイムの❝目的❞を「生徒」も「先生」も把握していないことです。
何のための読書タイムか?
教員経験がある私に言わせると、
現実問題として、『読書タイムに生徒に騒がれたくない…』『静かに落ち着いて時間を過ごしてほしい…』という教員側の想いが❝目的❞に反映されている側面は大いにありそうです。
(#そもそも、学校でマンガはダメ!という思い込み、思考停止もある)
では、❝目的❞が【読書を通じて、学びや、気付きを得る!】だったら、どうでしょうか? そしたらもう、生徒が何を読もうが関係なくなるでしょう。
取り締まるべきは、マンガではなく、無目的でだらだらと時間をつぶす行為です。
(#スマホでだらだらショート動画を見て、時間をつぶすのと一緒!)
(#YoutubeやTikTok自体に罪がないのと一緒!)
つまり、マンガとはモノ・道具であり、それ以上でも以下でもない。
あらゆるモノに言えることですが、道具は使うためにあり、使い方次第でなんとでもなるということです。
包丁は美味しい料理をつくることもできるし、傷害事件の凶器にもなる。
火は家の財産を焼き尽くすこともできるし、人類の文明社会を支えることもできる。
車は年間で30万件の人身事故を引き起こすが、物流や日本経済の根幹を担ってもいる。
そう考えたとき、「マンガだからダメだ!」という指導は何とも頼りない大人の発想、と思えて仕方がないのです!
皆さんはどうお考えになりますでしょうか?
by カボスkiyomi🍊