腰椎椎間板ヘルニア 〜圧迫型と絞扼型の特徴〜
こんにちは!腰痛マガジンメンバーのこじろう(@reha_spine)です。
今回は、「腰椎椎間板ヘルニアにおける神経根の圧迫様式の違いと、それによる各々の特徴や指導内容」を中心にご紹介させて頂きます。
「腰のヘルニアと言えば前屈位で症状が悪くなる・・・」
という思い込みはありませんか?
自分自身も以前はそう思っていました。
しかし、ヘルニアには腰椎の屈曲で症状が増悪する場合と、伸展位で症状が増悪する場合があります。
そこで、今回は2つのパターンに分けて特徴をまとめましたのでヘルニア患者さんを担当される方は特に参考にして頂けたらと思います。
今回の記事は特に以下のような方にオススメな内容となっております!
では本題に移っていきましょう!
▶︎腰椎椎間板ヘルニアについて
まずは、教科書レベルの内容ですが今一度確認していきましょう!
と、このあたりがよく教科書などに記載されている内容かと思います。
やはり発生機序としては、腰椎の繰り返される「屈曲」動作というワードがよく載っているため、
という思い込みが生じているのではないかと思います。
以下の記事は上記の内容も含めた過去のCLINICIANSでの無料記事になりますので参考にご覧下さい!
では、ここからはヘルニアの「圧排型」と「絞扼型」の2つのパターンについてまとめていきたいと思います。
▶︎圧排型と絞扼型のヘルニア
主に座位や腰椎屈曲で症状が悪化するヘルニアと、主に起立や歩行で症状が悪化するヘルニアによっては、症状が緩和する姿勢や指導する姿勢も異なってきますのでここでは両者のヘルニアの違いについて説明していきます。
神経根の圧迫様式は「圧排型」と「絞扼型」に分けて考えることができます。1)
また、絞扼型を起こしやすいヘルニアのタイプとしては、外側型ヘルニアや外側型狭窄、椎間孔狭窄があり、神経根絞扼徴候が高率に陽性になります。2)
外側型ヘルニアとは、③の領域のヘルニアとなり、椎間孔ヘルニアより外側に発生する椎間孔外ヘルニアも含みます。
▶︎圧排型と絞扼型の特徴について
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