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まっかな果実がくれたもの【ぼくらの障害ドキュメンタリー.2020.12.11】

ママさんの唇にヒゲを当てたら「ぶつぶつができる」と言われ、この一言で”不倫”を疑った男の人、どーもきよひとです。
 
今日はこういった出来事をファンタジーに乗せて書くといい感じの物語ができるよな~っと思うことです。それではお付き合いくださいませ〜。
 
 
 
▼お買い物
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先日公園に行った時の帰りのお話ですが話してないことがありました。
帰りにドラッグストアモリへ寄り少々買い物をしたときのことです。
 

最近でこそ昔に比べると融通が利くというか…、少し楽になった感はあるのですが、”こだわりの波”みたいなものは不意にやってきます。
 
 
どういうことかと言うと、買い物時のルールがいさねさんにはいさねさんなりのものがあったりするんですよね。(ルーティンとかこだわりって類のものです!)
 
昔は買い物袋に入れられることがダメだったり(毎回そのタイミングで癇癪発生してました!)したんですよね。
 
 
この辺は正直ぼくらも曖昧で”多分”とか”恐らく”とかの範囲で常に探り探りでして、ママさんが思うポイントとぼくが思うポイントが違ったりするぐらい見る人でちょこちょこ変わったりするです!
 
 
んで!最近のいさねさんは自分が買うもの以外を一緒に買っちゃうと癇癪発生ポイントになったりすることが多いです。
 
買い物カゴにいさねさんが買いたいもの以外が入ってると「いや~」っと取り出し買うなとうったえてくる…。
 
でも一緒に買おう?っと促ししぶしぶ納得するもそれがレジの会計の際に爆発するってパターンはちょいちょいあるのです。
 
 
しかもなんとなくこっちが嫌なタイミングで癇癪起こすのでその辺りは天才的だな~っとか思うんですが、いさねさんやり手です!
 
レジの前で寝そべりお尻を浮かせては叩きつけ浮かせては叩きつけ大泣き!
しかも声量がピカイチ!その声どこから出てんの!
 
 
っとまぁおいらはたまにそんな事がわかっててもチャレンジしたりはするんですけどね!どうすればいさねさんが納得がいくのか?言葉を細かくわかりやすくかけたらどうなるのか?いさねさんに負担を掛けすぎない特訓が大事っす!
 
 
 
▼スイッチ
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んでこの日もいさねさん癇癪スイッチ入りました!
しかも割りと早い段階で不機嫌モードになってたので複雑に絡み合ってたんだと思います。
 
 
これかな~?っと思うところで…

●ママさんが一人で買い物しだした

●自分”主体”で行けなかった

●そう思ったら買い物カゴにあれやこれやと入っていた

●自分の好きなものを買えなかった

●自分のルートで歩けなかった
 
 
とかかな?っと思います。
細かなことをみつけてはそこをどう改善するか…?いさねさんはどの形でどの流れだと納得いくのか?っとぼくらとの戦いは永遠に続くのです。
 
負けへんでーーーー!!!
 
 
 
▼魔女からのまっかなお届けもの
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ってところで今日のメインディッシュはここなのです!
 
アポー事件!!!いや…、全然事件ではなく嬉しいことなんですよ?うっへっへっへっへ。
 
 
一度お買い物が終り車に乗り込もうとしてると癇癪が始まりまして駐車場で寝そべり大声で泣いておりました。「ぎゃーーーーーーーー!!!!!!」
 
なかなか治まる様子はなくママさんが必死にあやしてたそんな時に魔女が現れたのです。
 
「ぐっへっへっへっへ…、そんなに泣いてるとお前を食べちゃうぞ~?
 
いえ違います!そんな類の魔女ではありません!優しい優しい魔女でした。

 
ゆっくりとした口調で優しいトーンで昔ながらの空気感を身にまとい…
 
 
「あぁ~買いたいもの買えなかったかな~?うちの孫そっくりでね~えへへへ~」
 
 
っと言いながらいさねさんの頭をすりすり…。
 
 
頭をすりすりされたりするとたまに払いのけたりするから、少しヒヤッとしながらもいさねさんはちらっと魔女を見たものの癇癪がそっちに向くことはありませんでした。

(なんか”魔女”って言うと悪い人物に聞こえちゃうのはおいらだけでしょうか…?)
 
 
そんな言葉を放ち魔女は自分の車に戻るとまっかな赤い果実を持ちこちらに寄ってきました。
 
 
「少し傷がついてるけど…、甘くておいしかよ~」
 
 
っとニコニコしながらまっかなリンゴをくれたのでした。
 
そして再度「孫にそっくりで~」ってニコニコしながら車に戻り、ぼくらはまたいさねさんと再度中に買い物をしに行くのでした。
 
 
 
▼目に見えないけどそこにあるもの
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なんだろ…、この形ベストだな~っと思うんですよね。
 
うまく言葉にできませんが、本当に人の支えありきでいさねさんとの人生は楽しむべきと言うか…

 
りんご一つかもしれませんがこうやって人の優しさをもらうとすごくすごく希望を感じますし、”助けてもらうこと”がいさねさんの人生の大きなターニングポイントのように思うんです。
 
 
「繋がりを生む」「橋渡しの存在になる」今のご時世に大事な存在のように思えるんですよね。
 
 
人に迷惑をかけることは悪いことじゃないし、助けてほしいことは助けてもらったらいい。
 
 
障害を持ってるって”弱者”みたいな感じで捉えられたりするんですが、それはそれで強みがあるんじゃないかなっとか思ってます。
 
 
一人で生きていくんじゃなく、助けられて生きていく。
 
 
助けられることでそこにつながりが生まれ人が人らしく生きていけるような…
 
 
まだうまく言葉にできませんが、そこに何かを確かに感じるのでした。
 
 
 
これがぼくらの障害ドキュメンタリー
2020.12.11
 
 
 
ちなみにリンゴはママさんが一人で食べやがりました。
 
全力で怒ってもいいでしょうか?リンゴ丸々一個食べるとか考えられますか?
 
どうやら魔女はこっちでしたね…………。(※いさねさんは果物はまだ食べません)
 
 
 
#ぼくらの障害ドキュメンタリー

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