ゴミを集めたら部屋が汚れます この当たり前の事に 早く気付いて下さい
先日、一人喫茶店で
noteを見ていたら、
70代くらいの女性が
4人で集まり、
それぞれが、過去に行った
旅行の話に、
花を咲かせていました。
すぐ隣に座っていたので、
話の内容が、聞きたくなくても
聞こえてきます。
どうやら、その一人の方が、
10年くらい前に行った
旅館の食事の内容が貧相で、
残念だったというお話を
されているのですが、
その方は、
お料理のディティールを、
全部、記憶されていて、
小さい玉子焼き、
細いシイタケの煮つけ、
硬い昆布巻き、
薄い白身魚のフライ、
その隣には、色の悪い
2切れしかないマグロのお刺身、
などといった事を、
事細かに、一から十まで
他の3人に語っていました。
その女性は、それを、詳細に、
10年間も、覚えていたのです。
ぼくは、驚いたのと同時に、
「早いところ、嫌な事は忘れて
しまった方が、ご本人は
幸せでは」と、不覚にも、
お節介な気持ちを、
抱いてしまったのです。
自分が、不快に思ったり、
いやだと思う事は、
相手も同じです。
ご本人は、
共感が欲しいのでしょうが、
正直、ゴミを分け合って
いるようなものです。
そのゴミは。この記事を
書く必然のために、
僕の所まで飛んできました。
僕の周りには、あまり居ませんが、
万が一そんな話を、
相手や、周りの誰かが
始めてしまったら、
僕は、すぐに用事を思いだして
退散します。
潜在意識は、私、あなた、彼、
といった人称が理解できません。
思考が現実になりますから、
聞いた人は、自分でそのまま
実行に移してしまいます。
たとえば、
会社で経験した、いやな事を
家庭の中で話したり、
誰かに聞いてもらうのは、
自分は悪くない、共感してほしい
という、気持ちがあるのだと
思います。
しかし、同意をもらっても
いやな事は忘れられません。
そればかりか、
実は、自分で増幅しているのです。
脳の記憶の仕組みは、
経験のたびに、細い電線を
脳の中に繋げていく作業です。
その回路が繋がった事で
脳は物事を憶える事が出来ます。
特に、いやな思い出や
衝撃的な出来事の記憶は、
最初、電線は、細いのですが
何度も思い出すので、そこに
栄養が集まり、
段々、その特定の記憶の電線が
太くなってきます。
それが、トラウマと呼ばれていたり
何度でも頭に現れるいやな記憶の
正体です。
二度と思い出さなければ、
回路は、電気を通しませんから
栄養が止まり、忘れられ、
細くなったまま、
やがて消滅します。
何度もリピートするから、
電流が流れるたび、電線が太くなり、
忘れられなくなるのです。
ですから。頭の中にいやな
思い出があったら、
回路が太くなる前に、
忘れてしまう事です。
家にゴミを持ち込んでいると、
必ず家が汚れます。
自分の頭の中も、
自分の部屋と同じです。
汚れた物ばかり持ち込んで、
いつまでも置いておくと
汚くなります。
ゴミは溜めて置かず、
誰かにあげるのではなく、
自分の部屋の中で
消してしまいましょう。
読者の皆さんに、
良い事が
雪崩のように
起きますように。