子育ての意外な盲点 子供が心配になった時 掛ける言葉は
子供は赤ちゃんの時は、
親への依存100%でしたが、
幼稚園に通う頃になると
自我が芽生えて、
自分の意思で
行動するようになります。
研究では、3歳までに
性格や行動パターンが
ほぼ決定してしまうという
論文が多くあります。
この時期は、カンガルーで
言えば、お母さんの袋に
入っている期間で、
お母さんの姿が、少しでも
見えなくなっただけで
「母親は必ず、戻ってくる」
という
確信や経験が乏しいため、
とてつもない不安に駆られます。
中には、諸事情で、
3歳以前に保育園などに
仕方なく預けて、
仕事をするお母さんも
居て、子供にとって
想像以上に大きな不安と
なります。
親子の絆を形成する
大切な時期に、
人任せにしてしまうと、
かなり、弊害があるのではと、
危惧してしまいます。
3歳以降は、
子供の自立を目指して
子育てをしますが、
親の1丁目1番地は
子供の身の安全です。
病気、事件、事故など、
心配し始めると、
きりがありません。
しかし、ある程度育ってくると、
子供に紐を着けるわけには
いきません。
ここで、
子供に対して掛ける
言葉がポイントになります。
「遅かったね、心配してたのよ」
「もう、心配で、心配で」
「あまり、心配かけないでね」
どれも、よく使う言葉です。
でも、
「あなたの事が心配で、心配で」は
子供からしてみたら、
「あなたの事は
全然信用していないの」
と言っているのと同じです。
僕自身も中学生の頃
帰宅が遅れた時、
母から、これを言われて、
「自分があまり信用されていない」
と、感じた事を思い出しました。
心配な気持ちが出たら
子供に対して、
「お母さんに、
心配掛けないで」ではなく
「お母さんは、あなたの事
信じてるからね」です。
これを言われた子供は、
自信が生まれ、
その言葉が強力な
絆や、後ろ盾になり、
これが、
自立を後押しする
力になります。
読者の皆さんに、
良い事が雪崩のように
起きますように。