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「天才は継続と数」 あきらめず続けた人が生き残る
美術館に行って画家さんの
絵を見ていると、
描いた人が何年も前に、
死去したにも関わらず、
文書を上回る情報量や、
説得力、こちらの胸に
感情的に語り掛けてくる
エネルギーがあります。
自宅の壁には
もちろんレプリカですが
「マチス」や「ピカソ」の絵が
掛けてあります。
ピカソはぶっ飛んだ
抽象画だけではなく、
「青の時代」など、
写実的な絵も
多数残しています。
しかし、驚くのは、
作品点数で、
彼は91歳で亡くなるまで、
分かっているだけで、
16000点を越える作品を
残したという事です。
それだけ描けば、
うまくなるでしょ、と
突っ込みもしたくもなります。
しかし、同じ事を続けられた
事そのものが、
彼の天才性のゆえんです。
エジソンも84歳までの
生涯、1093件の特許を
取っています。
電球の開発には、
1000種類のフィラメントを
試した話も有名です。
ある、トーク番組で
お名前は失念しましたが
ある動物写真家がゲスト
でした。番組内では、彼の
数々のすばらしい写真が、
紹介されていました。
司会者は彼に、
「野生動物を撮る時、
何枚ぐらい撮るのですか」
とたずねます。
彼は、
「数百枚から数千枚は撮りますね」
と、答えました。
すると、司会者は、
意外な発言をします。
「それだけ撮れば1枚ぐらい
いい写真が撮れますよね」
と言ったのです。
僕は、見ていて、
「ああ、禁句を言っちまった、
写真家はどう答えるんだろう」
と思って見ていました。
すると、写真家は、
落ち着いて、
「その通りです。しかし、
この写真を撮る為、
僕は、7日間雪山にこもり
極寒の中、震えながら、
チャンスをじっと待ち
その時が来たら
すべてをそこに集中して、
常に使える写真を狙って
シャッターを押していました。
その環境で、
数千回シャッターを
押し続けられる人が、
プロの動物写真家です。
写真の説明書きには、
そのくだりは書いてありません」
と、見事な答えを返しました。
天才とは作り出す才能だけ
でなく、
野球のイチローや大谷のように、
やり続ける事が出来る
才能の事です。
「天才とは1パーセントが
ひらめき、99%が汗だ」
(エジソンの言葉)
僕自身は、自他ともに認める
凡才以下なので、
とりあえず、毎日文章を
書き続ける事にします。
読者の皆さんに、
良い事が
雪崩のように
起きますように。
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