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心の中に もうひとつの箱を作ると 人生が格段に楽しくなる
先日、公園を散歩していたら、
年配の男性が
芝の上の空缶を見て、
そこにはもういない
缶を捨てた人に
腹を立てながら、
歩いていました。
「自分だけマナーを
守っているのに、
世の中には
自分より低度の低い人が
多い」と嘆いています。
交通ルールを守らない
人を見て、
怒っている人もいます
自分は善良ドライバーで、
交通ルールを守らない人は
ダメ人間だと
切れているのです。
両者は、大切な事を見逃して、
損をしています。
その思考は、直接、
自分に関係ない事に
わざわざ腹を立てて、
自分の貴重な
機嫌の良い時間を、
消滅させています。
心の中で非難しても
相手はもういないし
自分の正義感を
振り回しているだけで、
相手に伝わるわけでもなく、
何のメリットもありません
関係の無い事に、
自から首を突っ込んで
ゴミを集めるように
不機嫌な記憶を頭の中に
ため込んでいます。
これは、徐々にですが、
確実にストレスとして
心や体、そして、
自分に起る出来事に
影響を与えます。
「こんなの見たら
誰でも腹が立つでしょ」
というのは
あなたの主観です。
そんな時、心の中に
大きめの一時置きの箱
(バッファボックス)を作ると、
機嫌の良い時間を
台無しにする事が
かなり減ります。
腹が立つ言葉を浴びせられた。
ルールを守らない人を見た、
ひどい事件をテレビで見た、
後悔する事をしてしまった、
こんな時、すぐにジャッジする
のではなく、
「いろんな人が居るからね」と、
バッファ箱に
未決案件として
放り込んで、判断を
やめてしまうのです
仏教の般若心経に
「色即是空」という
言葉があります。
「色」というのは、
「物質」や「解釈」の事で、
世の中で起る出来事に
自分で勝手に色(解釈)を
付けない。
すべての出来事はフラットで、
ただ起きているだけ。
という意味だと、
僕は思っています。
自分の色を付けたとたんに
その件が許せない案件の
箱に入り、
とたんに大切な自分の
機嫌が崩れてしまいます。
バッファボックスに入った
案件は、基本、自分に直接
関係の無い事なので、
ストレスになりません。
色が付いて無いものは
時間と共に、消滅していきます。
毎日、機嫌の良い時間を
なるべく
増やしていきたい
ものですね。
読者の皆さんに、
良い事が
雪崩のように
起きますように。
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