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あなたは「特別な人」になっていませんか?最近の社会問題の意外な共通点

ここの所、
芸能やテレビに関する問題が、
ニュースやSNSで、
頻繁に流れています。

大人気だった芸能人の不祥事。
押しも押されぬ大手放送局の
社長会見問題。
一般の僕達からしても、
なぜ、こうしてしまったのか、
首をかしげる行動です。

しかし、これらに共通した、
当事者の心理を、僕は感じます。
それは、「特別な人」です。

宇宙には、特別な物や人は無く、
全ては、公平で平等です。

国中から、ちやほやされ、
持ち上げられる人気芸能人。。
誰もが頭を下げ、
誰もNOと言えない経営者。
人から、特別扱いを受けると、
「自分は、特別な人では」と
勘違いをし始めます。

その結果、
非常識な行動をしても、
自分は特別だから大丈夫。

放送局なのに、
TVカメラを入れない
社長の記者会見。
普通に考えれば、
どういう結果になるか、
誰もが気付く事を、
本人は気付かず、してしまう。
周りもNOと言えない組織が
出来上がっている。
なぜなら「自分達は特別だから」

政治家の不倫や不正の問題も、
僕は、彼らに、
同じ意識を感じます。

最近連続している
通り魔殺人事件も、
実は、同じ匂いを感じます。

犯人は、社会から疎外され、
「自分は、人より、
特別に辛い思いや、
損をしている。
だから、
幸せに暮らしていて、自分より、
得をしている人を刺すのは、
当たり前」 
「自分は特別に不幸な人」
という身勝手な
ロジックを感じます。

しかし、僕は、
問題を起こした芸能人や、
社長に、強い怒りは感じません。

なぜなら、
僕がまだ若く、会社経営を
していた頃、
高級車に乗って、
周りから、
「社長」と言われて、
調子に乗っている時、
「自分は少しも特別だと
思っていなかったか」と、
自問した時に、はっきりと
NOと言えないからです。

おそらく、自分がもし、
アイドルや、大会社の
社長だったら、
同じ行いをしていなかったかと
思うと、恐怖を感じます。

現在、大活躍している
野球のイチローさんや
大谷選手が、あれだけ、
多くの人に好かれて、
巨額なお金を稼いでいるのに、
好感が持てるのは、
彼らに「自分は特別」の意識が、
少しも、
感じられないからです。

学校の先生、何かの師範、
医師、弁護士、
会社の社長、会長、
芸能人、専門家、
政治家、政府官僚、
有名作家、有名作曲家、
インフルエンサー、
グループのリーダー。

これらは、
特に、「自分は特別」の意識が
生まれやすい職業や立場です。
逆に、その意識が強く出た人が、
ことごとく、途中で大失敗して、
社会から転落しています。

自分がうまくいっている時、
よほど注意していないと、
「特別意識」は、静かに
忍び寄り、気付かないうちに
大きくなり、やがて、
その人は、社会には、いらない
人間になっていきます。

極めて平凡な自分ですが、
何処かで、言動や記事中で、
そうなっていないか、
今後も毎日、
自分でチェックして
戒めたいと思っています。

読者の皆さんに、
良い事が
雪崩のように
起きますように。


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ヒロ 月島
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