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ルンギー

ルンギーを買った。

「ルンギー」とは、東南アジアや南アジアなどの地域で伝統的に履かれている男性用腰巻のことである。

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特に、年間を通して高温多湿な南インドでは、ルンギーの着用率はかなり高い。
ビーチや路地をふらふらしているおじさんの大半は、ルンギーを履いているといっても過言ではない。
「ルンギー+襟付きシャツ」というのが、南インド男子の定番ファッションになっているようだ。

さて、ぼくもルンギーを買ってみたわけだが、それにはちょっとした思惑があった。
来週末が謎の3連休になっていて、ちょっと遠くの街まで旅行しようと思っている。
電車や車で片道6時間くらいのところにある都市で、移動時間を有効活用するために、夜行列車に乗ってみようと計画している。

そこで、そのシーツ代わりにルンギーが活用できないかと思ったのだ。
ルンギーは2mくらいの1枚布だと聞いていたので、サイズ的にちょうどいい。
また、旅行中にズボンが汚れてしまっても、本来の目的でもある腰巻として活用すれば良いのだ。
まさに一石二鳥である。

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さっそく近所のスーパーで購入。
120ルピー(180円)という破格の安さ。
長さも2.1mで申し分ない。

布を広げてみると……

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え、輪っかになってるじゃん。


まさかの加工済み。
1枚布ではあるのだが、輪になるように縫い合わされていたのだった。

輪になっていても体の半身を覆うことができるくらいのサイズだが、当初の目論見だったシーツとしての使用は難しそうだ。
というわけで、履いてみた。

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足裏と足首の境目の日焼けの差たるや


★快 適★


民衆から広い支持を受けているだけのことはある。

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