人と比べてしまうときは――「自分の畑を耕す」
動画・音声配信をしていて。自分の会話力の未熟さにため息をつくことが多い。
対談形式なので、その場の空気に身をまかせ、出たとこ勝負でもあるから、それはそれでいいと思っている。
ただキツイのは、その対談に自分でテロップをつけるとき。どうしたって自分の話し方を見返す必要がある。場合によっては二度三度くり返し見ることになる。
対談相手がおもしろいこと言っているのに拾わずさらっと流していたり、深掘りすべきところで話題を変えていたり、オウム返しな意味のないまとめをしていたり、毎回赤面ものだ。
世の中には上手に話す人が多い。まして配信している人ならなおさら、話し方に自分の魅力をのせている。ありふれた表現でいえば、その人なりの「いい味」を出しているし、対談では「いい化学反応」を起こしている。
どうすればいいのだろう……といてもたってもいられない気持ちになったとき、Voicyで素敵な言葉に出会った。以前にも書いたことのある美琴さん。
「自分の畑を耕す」
という言葉。美琴さん自身もある人にもらって衝撃を受けた言葉だそうだが、私もコレだ、コレ以外に道はない、と武者震いした。
そうだ。人と比べて落ち込んだら、自分は落ちてしまう。マネしようとすれば、自分の魅力じゃなくなってしまう。ないものねだりをするのではなく、私はせっせと目の前の畑を耕す。そうすれば、耕したぶんだけ前進し、いつか私なりの収穫物ができるだろう。
この世は魅力的な人がたくさんいる。そのことに感謝をして、今日もせっせとテロップづくりに励む。
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