『がんばりすぎない技術』ワーク解説②夢をリストアップ
なかなか落ち着かない世情が続いていますが…夏休みも残り1週間余りですね。予定していた仕事がまだ半分ぐらいしか終わってなくて焦ってます(汗
さて、今日も拙著『仕事の「しんどい」がスーッとほぐれる!先生のためのがんばりすぎない技術』(Amazon「学校教育」の「カウンセリング」部門に入れていただきました!)のワークを解説していきますね。『月間学校教育相談9月号』でもレビューしていただきました!ありがとうございます。
今日は掲載しているワークの2つ目。「自分の夢をリストアップしてみよう」について解説していきたいと思います。本文の中では、「とにかく夢おを100個書き出してみよう」ということをお伝えしています。大きなものから小さなものまで、どんなものでもいいんです。とにかく100個目指してみましょう。
だけど、案外かけないんですよね。おそらく、20個書くのもしんどいと思います。なぜか…というのは、無意識のうちに「こんなことあり得ない」という心理的ブロックが働いてしまっているからではないでしょうか。
例えば、「宝くじで1等を当てたい!」とか「コメンテーターとして、テレビでコメントする」とか「アイドルデビューしてミリオンセラー!」とか……どんな夢でも大丈夫なのに。なぜか、書けないんですよね。もしかすると、これまでに自分の夢を人に語った時に「そんなの無理でしょ」と言われてきたことが尾を引いているのかもしれません。そんな経験の積み重ねの中で僕らは、「否定されるようなことは言わずに、合わせておこう」という仮面を知らず知らずのうちに被ってきています。だから、「自分の大切なこと」が見えなくなってしまっているのです。
そんなことが積み重なっていくと、いつの間にか「なんかわかんないけど、しんどい……」ということが起こってきます。僕自身が、実際にそうでした。なので、「変な人と思われたらどうしよう」などと言う考えを乗り越えて、一つでも多く書き出してみましょう。書き出す時は、パソコンではなく、ノートとペンなどのアナログな手法をおススメします。その方が脳が活性化されやすく、発想が広がりやすいです。「テレビ出演」などと大きなことばかりでなくても構いません。「1時間昼寝する」「お昼ご飯にラーメンを食べる」「何もない日にケーキを食べる」「一日中マンガを読む」などと、すぐできることでももちろんOK。どんな小さなことでも、大切な自分の夢です。思い切ってどんどん書き出してみましょう。
「それでも何を書いていいか分からない…」という場合は、ネットの力に頼りましょう!(笑)例えばこの方とかこちらの方もいかがでしょう?ネットで「夢100個」と検索すると、色々な方の書いた実例が紹介されています。それを見て「ああ!それ前から思ってたわ~」なんてことも思い出せるかもしれません。100個は無理でも半分の50個を目指して、時間をとって取り組んでみてください。
そして、書きあがった夢を見返してみます。そうすると、意外に似たようなことが何回も出ていたり、思いもしなかった夢を書いていたり、という新たな自分を発見することができます。中には、書き出しただけで「あ、じゃあこれ今すぐにでもできそうだな」と実現に向かって動き出していくものもあるでしょう。夢を叶えて行けると、自分にも自信が持てるようになっていきます。自分の人生を生きている感覚が、少しずつ出てきます。
僕自身は、10年以上前にこのワークに取り組みました。あるセミナーで取り組みましたが、制限時間内に70個ぐらい書き出しました(20分ぐらいだったと記憶しています)。講師の方から「こんな書ける人いなかったよ」と言って頂いたことを覚えています(笑)その時に書いていたこと、忘れてしまったことも多いのですが、「OBS(野外教育団体のトレーニング)に参加する」と書いていたことが、3年前にかない、OBSで研修を受けることができました。気がついたら、夢が叶っていたこともあるんです。
すごくシンプルだけど、強力なワークの一つです。ぜひ、この夏のうちに、気持ちにゆとりのある時に、取り組んでみてはいかがでしょう?僕の夢は、まだまだ膨らんでいますよ!
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