
アメリカで(地味に)初ディベート参加
こんばんは。
またまたお久しぶりです。
私はというと、元気に過ごしています。
と言っても、週末から今朝にかけてほぼほぼずっと寝ていて勝手に自ら底辺まで落ちていました。が、こっからまた立て直します、大丈夫、できる、自分、大丈夫…ブツブツ
さて、そんなことはさておいて
私は先週のバレンタインデーを挟んで2泊3日で小旅行という名のディベート大会に出かけていました。
というのも、今学期、仲の良い友達に誘われて"Model Arab League"という中東の国々について学ぶ授業を履修していて、そのクラスの一環として、ミシガン州の各大学から生徒たちが集まるディベート大会に参加することになっていたのです。
私がこのクラスを履修した動機は至って単純で
・教授がよくお世話になっている大好きな留学生アドバイザーだから
・仲の良い友達が誘ってくれて「Kiwa!!絶対楽しいし私がいるから大丈夫だよ」と言ってくれたから
・中東の国々についてほぼ何も知らないので知るきっかけとなるいい機会だから
・週1夜に3時間で朝の弱い私には大変助かるから
とまあなんとも深みのない非常にわかりやすい理由でした。
この授業を通して何回かに分けて中東の国々について学んできたものの、ほぼ学べてないと言っても過言でないほど自分の知識のないまま、時は過ぎていき、気づけば、何やらクラス全員絶対参加のディベート大会(別途ホテル代ご飯代など参加費用$200超)当日になっていました。(急すぎない?)
そもそもこのModel Arab League(モデルアラブリーグ)とは、アラブ連盟加盟国の代表として学生たちがアメリカ国内の複数地域のモデルコンテストでのディベートを通じて外交や国際関係を学ぶ教育シミュレーションで、1983 年に米国アラブ関係国家評議会によって青少年のリーダーシップ開発プログラムとして設立されたそうです。
まあこんなこともろくに知らないまま(だからなんで?)実際に現地でどんな風にディベートが行われていくのか、よく分からないままほぇ〜っと漠然とした不安を抱えて自分の担当する国がDjibouti(ジブチ共和国)だということだけを胸に抱えたまま(?)クラスの仲間と一緒に現地に向かったわけです。
はい、ここで自分の最大の欠点が見えてきますね。
「目の前のやらなければいけないことを出来ず、ボーッと、漠然と、不安を抱える」
はい、こんな欠点が情けないことに今回も出てしまって圧倒的準備不足のディベート大会出席となった訳なのですが、
自身のことは一旦置いておいて、
ディベート大会がどうだったか、ということについてお伝えしたいと思います。
大会の会場が別の大学だったので、現地まで教授の運転する大学のシャトルで約1時間かけて移動し(ただ車に座ってただけ)現地の控え室に到着した時にはもう各大学から学生が集まってきていました。
私の大学からは約10人が参加、他の大学からは同じような人数またはもっと少数で参加している大学もありました。
控え室で、別の大学の人が積極的に話しに来たりする様子が、非常に活気溢れる雰囲気をもたらしていました。(ただ萎縮していた私)
中には、中東諸国が母国のような衣服を身にまとった3つ子が参加していたりと、自分たちの母国が実際に中東地域をバックグラウンドとして持っている人も何人も見受けられました。
ただ、当たり前にみんな英語は不自由なく話せるだけでなく、自分の意見を、自分がディベートにおいてどの立場から話しているかということを明確に念頭に置き情報を得た上で堂々と話すという「こ、これがディベート、、か、そっか、そうだよな…(そうだよな?)くっ、、」とアメリカのフォーマルなディベートというものを実感することができたと共に、自分の実力が何一つ満たされていない状況に両膝から崩れ落ちながらのなんとか生き延びた3日間でした。(大袈裟ですが一瞬こんな気持ちにもなりました)
ディベート大会では3つの会議に分かれ、それぞれの部屋で3〜4個のトピックについてどう解決するかの解決案を提示していき、通すか通さないかについて話し合い決議するという流れでした。
私は「統合防衛会議」という会議にジプチ共和国代表者として参加し、
1. 旧紛争地域および現在の紛争地域における不正武器取引の解決。
2. 自然災害および人災に対するリーグ全体の安全保障プロトコル(コンピューターやネットワーク機器が通信を行うためのルールや手順、約束事のこと)を作成し、安全で持続可能な予防、復旧、開発の方法を提供する。
3. 脆弱な人々に対するサイバー攻撃の高度化とサイバー犯罪の増加への対策を検討する。
4. 難民及びその他の避難民の国境を越えた通過の安全保障に対処するためのEU-LASプロジェクトの拡大。
という4つのテーマについて考えるという会議に参加しました。
正直私自身は投票すること以外は何一つ会議に貢献出来ませんでしたが、会議の中で役割を積極的に担ったり、とにかく重点的に話し合うポイントについてまとめて発言する人がいたり、前提を確認し話し合うようにもちかけたりする人がいたりと(決まった人たちがとにかく発言していた印象ではありました)会議の進め方、発言の仕方、発言する際の姿勢、態度、もはや発声の仕方、知識と思考力、自分の立場への理解と周りの国々への理解など、本当に感心することばかりでした。
会議の途中でフリーに立って話し合える3分間、5分間など時間が設けられる際には、もはや理解さえ追いつけていない私に対しても話しかけてくれるパキスタン担当の人…ジョルダン担当の人…(このふたつの国は何かとマイノリテイ側だった)会議ではどんなにいがみ合っている国であってもこうして自ら話し合いに行く姿勢というものがものすごく大切で、なんならそうした国際的な会議などでの外交官などの姿勢や態度によっては意見や立場、賛成が反対かAbstainかに多少なりとも関わってくるのではないかと思えました。
また、ディベートを仕切るファシリテーターの人も去年大学を卒業したと言っていたキリッと美人お姉さんだったのですがとんでもなく仕切るのが上手で、ディベートの時間配分や決まりなどを忠実に守りながら、臨機応変に進行していく様子がなんともかっこよかったのです。ディベート全体が緊張感を保ちながら進行していったのは確実にこのファシリテーターの人がいたからだと思います。
そして印象的だったのは、強い主張を持っていても、心の中に熱い気持ちを持っていてもあくまで冷静に、場をわきまえて発言する際の言葉には気をつけたり相手の意見を否定する前に一度受け入れる文を挟んだ上で主張したりという、ディベートの際の大事にされている暗黙の了解でした。
これはもはや日常生活でも活かせる話し合いの際のTipsだったと言えます。
凛々しく、堂々と、その場で臨機応変に調べた情報や元々の知識を自身の言葉で意見として述べ、相手の意見に対しても真摯に聞きいれ、熟考しまた反論するといったことが目の前で行われていた時に私自身が純粋に英語力という壁にぶち当たっていたことがどれだけレベルの低い話かということは言うまでもありませんが、トータルでなかなか出来ないいい経験となりました。
会議が終わった3日目の最後、ジョルダンの人がこちらに来てくれ「第二言語だから上手く話せなかったりしたのはすごく理解できるけど、君の選択はとても良かったと思う!」と言ってくれました。な、なんて素敵な、、出来杉か!!君は!年下とは思えん!焦り!(誰?)
私はその時その時で同じ大学の国として意見の近い友達に色々と助けて貰っていたのでその友達がいなければもはやジプチ共和国として賛成も何も出来ていなかったのは事実ですが…それでも嬉しかったな…
そしてその友達がそばに居たのですが、彼女は「自分個人の意見ではすごくあなたの解決策にいいなと思うことも多かったんだけど国として選べなかったりした。けど本当に良かった!」と口にしていて、ああ、国をひとつ背負ってディベートしてそしてその後労い合う未来の国際人たち、素晴らしいな…とひどく心を動かされたのでした…。
うーん。私も頑張れ?☺️
今日も今日とてまとまらない文章だったかとは思いますがここまで読んでくださってありがとうございました✨
これからも留学生活での気づきや思いなどを綴っていきますので、もし良かったらまた記事をご覧いただけますと大変励みになります。フォロー、いいね、お待ちしております🌼
それではまた次の記事でお会いしましょう。
おやすみなさい🌙
Instagram:kiwayto
Youtube:Records from kiwa