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【詩】異界の琴線


水気の抜けた土色の葉が

地面で跳ね躍る季節

枯葉はひらひら偏って踊る

さっきまで囁いていた

鈴の音はもういない

木漏れ日が妙に眩しく

狭間に何かが薫る

陰陽に溶け入る存在は

妖かそれとも。。。

そっと耳を澄ます

気配に張り詰めた亥が

冷たい目をした匂いを漂わす

気付くと異界へ進む獣道

爪に土を挟みながらお経を念じると

つまずく足に奏でる琴線に触れる

柔らか木漏れ日が包む

いつもの枯葉がひらひら舞う











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