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【詩】鮎の腹で涼をとる

打ち水二つ

驚いた抜け殻は

木に登り主人を探す

暴走気味の電熱器から

逃げ出して

鮎の腹で涼をとる

伸び切った陽は陰を待ち侘び

陰の臨界点で発散する

彼は誰時に身を潜め

身体を清めて新たな陽と化す



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