みずいろの雨 / 八神純子 - 歌詞考察 - ※2024/07/16映像追加あり
1.はじめに
今回の歌詞考察動画は、八神純子の「みずいろの雨」です。※2024/07/16に映像追加しました‼️
前回に引き続き、70年代の後半の楽曲です。そしてどういう訳か、これも前回と同じく、歌詞の主人公の女性の過ちにより、全てを失ってしまう内容の歌です。詳細(内容)は最後まで読んで確認して下さいね💕︎
ところで相変わらず、私の過去の作品で「飛んでイスタンブール/庄野真代」の伸びが凄い✨YouTubeで9万視聴を超えました!10万超えが確実になったようです。10万超えたらお祝いだね(*^^*)
それでは今回の作品!八神純子さんの「みずいろの雨」の歌詞考察の始まりです。よろしくね💕︎
まずはいつも通り、私の作ったイメージビデオをご覧頂き、歌詞の流れと雰囲気を掴んでください。
《 追 ★ 記 》𓂃⟡.·•*¨*•.¸¸♪✧
今回、ライブバージョンの音源を使用した映像を、後から追加しました!映像の主人公も変えてあります✨以下2本並んでいる下の方が追加分。梅雨明け前(ここ関東の)に特別公開❣️
※note内での再生で画質が悪い時は、以下からYouTubeに飛んで頂き、YouTubeアプリで再生すると改善する場合があります(YouTubeのチャンネル登録といいね👍もよろしくお願い致します)
2.八神純子
簡単な略歴をまとめてみました。
八神 純子(やがみ じゅんこ)さんは、日本の歌手・シンガーソングライターです。アメリカ合衆国在住。ジューン・スタンレー (June Stanley) 名義での活動もあります。
名古屋市出身で、幼少期からピアノと日本舞踊を習い、歌が大好きでした。高校時代にフォークギターサークルを作り、ヤマハのボーカルスクールに通いながら作曲を始めました。
1974年、ヤマハポピュラーソングコンテストで優秀曲賞を受賞し、プレデビュー。
1978年1月5日、20歳の誕生日に「思い出は美しすぎて」で本格デビューを果たします。同年9月にリリースした「みずいろの雨」が大ヒットし、一躍人気歌手となりました。
1980年代前半は「パープルタウン」「Mr.ブルー」など多くのヒット曲を生み出し、紅白歌合戦にも出場。1983年には全曲英語のアルバムをアメリカで制作するなど、国際的な活動も行いました。
1986年にイギリス人音楽プロデューサーと結婚し、アメリカに移住。その後も日本でコンサート活動を続けましたが、2001年の同時多発テロ以降、活動を一時中断しました。
2011年の東日本大震災を機に音楽活動を再開。被災地支援活動を行いながら、約10年ぶりの日本公演を成功させます。2012年には15年ぶりのニューアルバムをリリースし、全国ツアーも開催しました。
その後も定期的にアルバムをリリースし、コンサート活動を続けています。2019年にはニューアルバムをレコーディング中としていたが、同年末からの新型コロナウイルス感染症の世界的流行の影響などもあってアルバムリリースが延期。同年8月21日に配信限定シングルとして「Here We Go!」が配信開始された。
2022年8月には日本人初となるWomen Songwriters Hall of Fameの殿堂入りを果たしました。
八神純子さんは、透明感のある歌声とピアノ弾き語りが特徴的で、デビュー以来、自身で作詞作曲を手がける実力派アーティストとして、日本の音楽シーンに大きな足跡を残しています。
▼公式サイト
3. みずいろの雨
「みずいろの雨」は、1978年9月5日に発売された八神純子さんの5枚目のシングル曲です。
シングルセールスは60万枚を記録。八神さんのシングルでは最大のヒット曲で代表曲であり、多数の歌手によりカバーされています。
TBSテレビ『ザ・ベストテン』には、1978年10月19日に「今週のスポットライト」で初出演。同年11月16日に第9位で初登場、12月7日には最高第2位まで上昇し、翌1979年1月18日(第10位)まで合計9週間ランクインしました。
この曲のヒットにより「みずいろの雨」は三浦徳子さんの作詞家としての出世作にもなりました。三浦さんが後年の対談で語ったところによれば、八神さんが曲を先に書き上げ、数人の作詞家に作詞を依頼していたが、三浦さんの詞が最終的に採用されたそうです。
三浦さんは「水色」という色のイメージが先行して詞を書いていましたが、理由は日本人の好きな色の上位が水色と白だからで、漢字ではイメージが固いため「みずいろ」と平仮名にしたと述べています。
八神さんは『みずいろの雨』に続き、三浦さんとのコンビで『想い出のスクリーン』『ポーラー・スター』『甘い生活』『パープルタウン 〜You Oughta Know By Now〜』と連続5枚のシングルをリリース。その多くがヒットして代表作となっています。
その他記録を見てみましょう。
▼チャート最高順位
・週間2位(オリコン)
・1978年度年間59位(オリコン)
・1979年度年間32位(オリコン)
・2位(ザ・ベストテン)
・1978年年間42位(ザ・ベストテン)
4.歌詞考察
まずは歌詞全体をお読みください。
総括すると、この歌詞は深い後悔、自己批判、失われた愛への郷愁、そして過去を忘れたいという願望を中心テーマとして歌われているようです。
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ああ みずいろの雨
私の肩を抱いて 包んで降りつづくの…
ああ くずれてしまえ
あとかたもなく流されて行く 愛のかたち
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「みずいろの雨」は悲しみや後悔の象徴として使われています。雨が主人公を抱き、包み込むという表現は、悲しみに深く浸っている状態を表現しています。そうとう後悔している様子ですね。
「くずれてしまえ」という言葉は、自己破壊的な願望や、過去の記憶が消え去ることへの願いを示していると思います。忘れたいけど忘れられないから苦しいんです!
「あとかたもなく流されて行く 愛のかたち」は、かつて強固だと思われた愛が時間とともに消え去っていく儚さを表現していると思います。
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やさしいひとね あなたってひとは
見ないふりしていたの 私のあやまち
ひとときの気まぐれ 通りすぎるまで
忘れてよ 忘れてよ 愛したことなど
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ここでは、相手の優しさと寛容さが描かれています。「見ないふりしていたの」は、相手が主人公の過ちを許容しようとしていたことを示唆しています。なんか余計に辛いですね。
「ひとときの気まぐれ」は、主人公の過ちが一時的なものだったことを示していますが、同時にその行動を軽視しているようにも見えます。気まぐれはいけませんね。
「忘れてよ」という繰り返しは、過去の関係を完全に忘れ去りたいという強い願望を表現しています。
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ああ みずいろの雨
私の肩を抱いて 包んで降りつづくの…
ああ 忘れてしまえ
あとかたもなく流されて行く 愛のかたち
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ここでは最初のブロックとほぼ同じ歌詞が繰り返されていますが、「くずれてしまえ」が「忘れてしまえ」に変わっています。これは、自己破壊的な願望から、より具体的に過去を忘却したいという願いへの変化を示しているのかもしれません。
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とがめる言葉なら 素直にきけたわ
ほほえんでいただけの なつかしい日々
傷ついたそのぶん さみしい目をしてた
もどれない もどれない あの日のふたりには
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この部分は、主人公の複雑な感情を表現しています。「とがめる言葉なら素直にきけたわ」は、自分の過ちを認識し、罰を受け入れる覚悟がある(あった)ことを示しているんでしょう。
「ほほえんでいただけの なつかしい日々」は、過去の幸せな時間を回顧しています。また、私の過ちに気がついていたのに、いつも微笑んでいてくれた彼に対しての申し訳ない気持ちもくみ取れるように受け取れます。
「傷ついたそのぶん さみしい目をしてた」は、主人公の行動が相手に深い心の傷を与えたことへの認識を示しています。
「もどれない」の繰り返しは、その幸せな過去が取り返しのつかないものになってしまったという現実を強調しています。
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ああ みずいろの雨
私の肩を抱いて 包んで降りつづくの…
ああ くずれてしまえ
あとかたもなく流されて行く 愛のかたち
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サビが再び繰り返されることで、主人公の感情が循環的であり、この悲しみと後悔の状態から抜け出せないでいることが示唆されています。いつまで続くのかな?早く忘れてしまいたいですね。ただし同じ過ちは二度と繰り返さないように!
全体として、この歌詞は深い後悔、自己批判、失われた愛への郷愁、そして過去を忘れたいという願望を中心テーマとしています。
「みずいろの雨」という比喩を通じて、主人公の悲しみと苦悩が詩的に表現されており、聴く人の心に深く響く内容となっています。
また、相手の優しさや寛容さを認識しつつも、それが却って自分の罪悪感を強めているという複雑な心理状態も描かれており、人間関係の機微を鋭く捉えた作品だと言えるでしょう。
過去の過ちと向き合い、それを受け入れながらも、同時にそれを忘れたいという矛盾した感情が巧みに表現されています。
5.今回の映像のAI使用箇所
今回は少ないです。元カレとそれにまつわる思い出をMicrosoftのCOPILOTで描きました。全て過去作品の使い回しです。
6.おまけ(noteお勧め)
最後に、後(2024/07/16)から追加した映像主演の女性、私の心友「みさみさ(medibeauty)」をご紹介します。ここnoteでも定期的に記事を投稿しているのでぜひ読んでみてください。
medibeautyとは、代表(みさみさ)自身が従事している医療業界の分野に、メイクやファッションを取り入れる事で患者様の心のケアを目的として、そこから得られる効果から、生きがいと癒し、そして笑顔を引き出そうと言う試みです。それにより、症状の緩和や病状の進行を遅らせたりする事を目的としています。
▼medibeauty公式WEBサイト
それを「医療と美容の架け橋」と称して、それを先導して行く企業“medibeauty”を立ち上げるべく日夜努力しています。分かりにくいテーマですが、医療ではカバー出来ない、人間本来の生きる力を引き出す美容的アプローチです。 これは医療関係にとどまらず、介護にも同じ事が行え、認知症予防、進行の抑制、生きがい、に繋がる事になります。 誰もがいずれ通る事になる病気や老化。誰しもが健康で生きる権利があります。少しでもそう言った方々にお手伝い出来るのが“medibeauty”です。 ここnoteでも定期的に記事を投稿しています。ぜひ読者になって応援していただければ幸いです。 過去記事も遡ってご覧いただけると幸いです🙇♀️ そしてmedibeauty関連のnote投稿記事のバックナンバーをマガジンにまとめました。以下からお読みいただけます。