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想い出のスクリーン / 八神純子 - 歌詞考察 -

1.はじめに

今回の歌詞考察動画は、八神純子さんの「想い出のスクリーン」です。

想い出のスクリーン」は、1979年2月5日にリリースされた八神純子さんの6枚目のシングルです。



この曲は、のちに「Distant Memories」というタイトルで英語でセルフカバーされています。(GTSのアルバムに収録。アーティスト表記はGTS feat. JUNE STANLEY)。ジューン・スタンレー (June Stanley) は八神純子の別名です。

私の歌詞考察としては、八神純子さんの楽曲はこれで2度目になります。前回は「みずいろの雨」を紹介させて頂きました。その時に八神純子さんのプロフィールは紹介済みなので、今回の記事ではプロフィールは割愛させていただきます。※過去記事にリンクしていますので参照下さい


…と、本題に入る前に、私の過去の作品で「飛んでイスタンブール/庄野真代」がYouTubeで60万視聴を突破しました!まだまだ上昇中です。この機会にぜひご覧下さい。

それでは、八神純子さんの「想い出のスクリーン」の歌詞考察を始めていきましょう。よろしくお願いします。



まずはいつも通り、私の作ったイメージビデオをご覧頂き、歌詞の流れと雰囲気を掴んでください。※note内での再生で画質が悪い時は、以下からYouTubeに飛んで頂き、YouTubeアプリで再生すると改善する場合があります(YouTubeのチャンネル登録といいね👍もよろしくお願い致します)

2.八神純子

以下、過去の私の記事です。プロフィールはこちらに載せてありますのでそちらからご参照下さい。記事の目次より「2.八神純子」をクリック(タップ)して頂ければ飛べます。

3.想い出のスクリーン

冒頭にも書きましたが、「想い出のスクリーン」は、1979年2月5日にリリースされた八神純子さんの6枚目のシングルです。

シングル盤

想い出のスクリーン」は、のちに「Distant Memories」というタイトルで英語でセルフカバーしています。(GTSのアルバムに収録。アーティスト表記はGTS feat. JUNE STANLEY)

ジューン・スタンレー (June Stanley) は八神純子さんの別名です。

2003年 タイムスリップグリコ 青春のメロディーチョコ第2弾 に、8cmCDで復刻されたものがオマケとなりました。

記録をWikipediaから拾ってみます。

チャート最高順位
・週間12位(オリコン)
・1979年度年間53位(オリコン)
・7位(ザ・ベストテン)
・1979年度年間35位(ザ・ベストテン)

4.歌詞考察

まずは歌詞全体をお読み下さい。YouTube映像には歌詞テロップが付いておりますので、そちらからご覧になってもよろしいかと思います。

赤く赤く ああ 燃える炎に
あなたの横顔が 浮かんで消えた
遠く遠く ああ せつない程に
目を閉じれば いつか想い出のスクリーン

愛しているのなら 愛していると
言葉にすればよかった
少し素直な私を
もう一度 hmm 見つめて

蒼く蒼く ああ 暮れる 夕暮れ
哀しい気持して ふと立ち止まる
夢の夢の ああ 夢の中から
届いた手紙 今 想い出のスクリーン

愛しているのなら 愛していると
言葉にすればよかった
少しやさしい私を
もう一度 hmm 見つめて

愛しているのなら 愛していると
言葉にすればよかった
少し素直な私を
もう一度 hmm 見つめて

この歌詞は、未言語化の愛と後悔、そして想い出の切なさを美しく表現していると感じます。行ごとに詳細に分析していきましょう。

♫ 赤く赤く ああ 燃える炎に

炎の赤さは、激しい感情、情熱、または苦痛を象徴しているんでしょう。「ああ」は、その感情の深さと複雑さを表現しています。

♫ あなたの横顔が 浮かんで消えた

その記憶の中で、愛する人の横顔が一瞬浮かび上がり、すぐに消えていく様子は、memories(思い出)の儚さと、その人への想いの強さを示しています。

♫ 遠く遠く ああ せつない程

「遠く」の繰り返しは、物理的な距離だけでなく、感情的な距離、心の隔たりも暗示しています。「せつない」は、切ない、痛ましいという意味で、深い喪失感を表現しています。

♫ 目を閉じれば いつか想い出のスクリーン

目を閉じると思い出が映画のスクリーンのように蘇る様子。過去の記憶が生々しく、鮮明に蘇ることを詩的に表現しています。

♫ 愛しているのなら 愛していると 言葉にすればよかった

最も核心的な部分ですから、後にも繰り返しこのフレーズが出てきます。

言葉にできなかった愛の後悔を率直に表現しています。感情を表現することの難しさ、そして表現しなかったことへの悔恨が込められています。

♫ 少し素直な私を もう一度 hmm 見つめて

素直になれなかった自分自身への反省と、もう一度愛する人に見つめてほしいという切望が表現されています。「hmm」は、感情の揺らぎや、言葉にできない複雑な感情を象徴しています。

彼女からしてみれば、時間を巻き戻してでもやり直したい心境のようですね。

♫ 蒼く蒼く ああ 暮れる 夕暮れ

青い夕暮れは、終わりと新たな始まりの境界線を象徴し、喪失感と希望の微妙なバランスを表現していると思われます。

♫ 哀しい気持して ふと立ち止まる

突然の感情の波に押し流され、その場に立ち止まる様子は、感情の深さと内省を示しています。

♫ 夢の夢の ああ 夢の中から
届いた手紙 今 想い出のスクリーン


この部分は、非常に象徴的で奥深い表現を含んでいます。重要な箇所なので、以下に詳細に考察いたします。

♫ 夢の夢の ああ 夢の中から

「夢の夢」という重層的な表現は、現実と幻想の境界線を曖昧にしています。

夢の中のさらに奥にある夢を示唆し、記憶や感情の深層、意識の最も奥深い領域を暗示しているんだと思います。

「夢」の反復は、現実と記憶、想像の間を漂う感情の不確かさを表現しています。

♫ 届いた手紙 今 想い出のスクリーン

夢の中から届いた手紙」は、現実と記憶の境界を超えたコミュニケーションを象徴しています。

手紙は過去からのメッセージ、未完の感情、言葉にできなかった想いを表現しています。

今 想い出のスクリーン」と結びつけることで、過去の感情が現在に生々しく蘇る瞬間を描いています。

全体的に、ここの部分は以下のような深い意味を持っていると思います。

①記憶と現実の曖昧な境界
②言葉にできなかった感情の残響
③過去の想いが現在に届く不思議な瞬間
④夢と現実を行き来する感情の深層

歌詞の作者は、手紙想い出のスクリーンという比喩を巧みに使い、言葉にできない深い感情の本質を表現しています。現実と夢、過去と現在が交錯する、繊細で複雑な感情の風景を描き出しているのです。

最後にまとめですが、この「想い出のスクリーン」の歌詞全体的に、言葉にできなかった愛、後悔、そして記憶の中に生き続ける感情を、非常に詩的かつ感情的に描写しています。

色彩豊かな表現(赤、蒼)と、繰り返しの技法、そして「想い出のスクリーン」というメタファーが、感情の深さと複雑さを見事に表現しているように感じました。

歌詞は、愛の表現の難しさ、言葉にできなかった後悔、そして記憶の中で生き続ける感情を、非常に繊細かつ力強く描いています。

この後この女性は、元カレと寄りを戻したのでしょうか?多くの場合、深い後悔がしばらく続いて、いずれまた新たな恋を見つけることになるのかと思います。その時は同じ過ちはきっとしないんでしょうね。

お幸せに…。

5.今回の映像のAI使用箇所

今回はAIを使ったのは、元カレの横顔を画像生成AIの‘ImageFX’を使用して作りました。割とリアルな画像を作り出すAIです。

元カレのイメージ画像

また、動きのある所では、待ち合わせの場所で、彼が向こう側より歩いてきて後ろからハグするシーンを、映像生成AIの‘Hailuo AI’を使用して作りました。

待ち合わせのシーン

また、主人公の女性の後ろ姿も(白いコート)画像生成AIと映像生成AIを使っています(上記と同じもの)。

6.noteお勧め

最後に本文とは関係ないですが、今回の映像で出演いただいている私の心友「みさみさ」をご紹介します。ここnoteでも定期的に記事を投稿しているのでぜひ読んでみてください。

medibeautyとは、代表(みさみさ)自身が従事している医療業界の分野に、メイクやファッションを取り入れる事で患者様の心のケアを目的として、そこから得られる効果から、生きがいと癒し、そして笑顔を引き出そうと言う試みです。

それにより、症状の緩和や病状の進行を遅らせたりする事を目的としています。

▼medibeauty公式WEBサイト

それを「医療と美容の架け橋」と称して、それを先導して行く企業“medibeauty”を立ち上げるべく日夜努力しています。分かりにくいテーマですが、医療ではカバー出来ない、人間本来の生きる力を引き出す美容的アプローチです。



これは医療関係にとどまらず、介護にも同じ事が行え、認知症予防、進行の抑制、生きがい、に繋がる事になります。



誰もがいずれ通る事になる病気や老化。誰しもが健康で生きる権利があります。少しでもそう言った方々にお手伝い出来るのが“medibeauty”です。



ここnoteでも定期的に記事を投稿しています。ぜひ読者になって応援していただければ幸いです。



過去記事も遡ってご覧いただけると幸いです🙇‍♀️



そしてmedibeauty関連のnote投稿記事のバックナンバーをマガジンにまとめました。以下からお読みいただけます。

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