私が選ぶ人生の10曲 vol.4 ~奥華子さん:変わらないもの~
私が選ぶ人生の10曲、今回は奥華子さんの「変わらないもの」です。
(🎬️映画の内容をなるべく割愛します、と書いておきながらがっつり内容に触れてしまったので、一度映画を鑑賞されてからの方が分かりやすいかもしれません。申し訳ございません(>_<))
1.私が選ぶ人生の10曲リスト
1. 竹内まりやさん:元気を出して 2. 浜崎あゆみさん:A Song for ×× 3. Taylor Swift :Mean 4. B'z :裸足の女神 5. Selena Gomez:Lose You to Love Me 6. 稲葉浩志さん:Wonderland 7. 乃木坂46 :サヨナラの意味 8. Sexy Zone:名脇役 9. 奥華子さん:変わらないもの 10.中島みゆきさん:ファイト
2. 奥華子さん「変わらないもの」
私がこの曲に出会ったのは、大学生の頃。アニメ映画「時をかける少女」を観た時でした。この曲は、映画の挿入歌でした。
映画の話を始めてしまうと、思いが強すぎて止まらなそうなのでなるべく割愛しますが、この曲が映画に与えるインパクトは絶大でした。主題歌である「ガーネット」(こちらも奥華子さん)も含めて、この映画になくてはならない曲、この曲を聴けば映画のシーンを鮮明に思い出させるだけの力がありました。今回私は挿入歌を選びましたが、間違いなく主題歌に負けない名曲だと思っています。
変わらないもの探していた/あの日の君を忘れはしない/
映画の話はなるべく割愛…と言っていたのですが(・・;)どうしても触れてしまうところが出てきました。この「君」は映画本編の登場人物の間宮千昭くんかな、と考えると千昭くんが未来からやって来る理由となった「白梅二椿菊図」が変わらないものと考えられるかな、と思いました。
時を越えてく思いがある/僕は今すぐ君に会いたい/
では、曲の主人公である「僕」は…私は映画本編の主人公である紺野真琴ちゃんかな、と考えました。
さまよう時の中で/君と恋をした
変わらないもの探していた/あの日見つけた知らない場所へ/君と二人で行けるのなら/僕は何度も生まれ変われる/
「君」と「僕」の恋、これは千昭くんと真琴ちゃんの恋。
2番のサビでいちばん印象に残ったのは「僕は何度も生まれ変われる」。真琴ちゃんが何度も生まれ変わると言うのはタイムリープのことなのかなと思いましたが…。
形ないもの/抱きしめてた/壊れる音も聞こえないまま/君と歩いた同じ道に/今も灯りが照らし続ける/
「形ないもの」=「君と僕」または「二人の関係」と最初は考えました。未来から来た千昭くんはその秘密が他の人に知られてしまうと元の時代に帰らなければなりません。そのリスクを背負いながら、千昭くんは真琴ちゃんへの想いを抱いていたのだと思います。
あれ?そう考えると、これまでの私の考察はとんでもない間違いをしていたことに気づきました。
「君と僕」または「二人の関係」が「形ないもの」であること、自分の状況(秘密が知られてしまうか否か)によってはそれが壊れてしまうかもしれないこと、それを知っているのは千昭くんの方であることに気づきました。そう考えると、このサビの部分の主語は千昭くんになります。
えっ、そうなるとこの曲の主人公の「僕」は千昭くんに( ゜o゜)
でも、今更ながらその方がしっくり来る箇所もあります。
ここで最初の歌詞に戻って考えると
帰り道ふざけて歩いた/訳もなく君を怒らせた/色んな君の顔を見たかったんだ/
街灯にぶらさげた想い/いつも君に渡せなかった/夜は僕達を遠ざけていったね
帰り道にふざけて「君」をからかった「僕」も「色んな君の顔を見たかった」のも、いつも「君」に渡せない想いを街灯にぶら下げていたのも、全部千昭くん。
では、「変わらないものを探していたあの日の君」は
「変わらないもの」=「白梅二椿菊図」ではなくて
(千昭くんが未来に帰ってしまうとは思っていなかった)真琴ちゃんが探し続けていた、きっと変わらないと信じていた二人の関係だったのかなと思いました(厳密に言うと本編に登場する津田浩介も含めた三人の関係)。
千昭くんにとって真琴ちゃんは、切ない恋の相手(初恋なのかな)
真琴ちゃんにとって千昭くんは、これからも変わってほしくない友人
私はいつものごとく、千昭くんの気持ちに共感してしまいました。
ただ、真琴ちゃんは千昭くんとの関係を変えたくはなかったかもしれませんが
「千昭くんに恋をしていなかったわけではない」と私は思っています。
この考察については、また機会がある時に。
今回も長くなってしまいましたが、ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。
ではでは、kitty でした。