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自給するとは?

今年のお盆は
ゆっくりと里帰り

実家は
今暮らしている木頭よりも
"便利"なところにある
つまり
お金を出せば
毎日食べるものは手に入るし
あまり旬に依存せず
色々と手に入る

お盆は木頭を離れ
1週間後木頭へ帰宅

いつもお世話になっている方に
郷のあれこれをお渡しし

「郷のみんなは元気じゃったか?」

「家族揃って、にぎやかなぼにじゃったわ。」

などなど
ぼにの話で盛り上がる


「あいいるかぁ?ちょうど今、あい(鮎)釣って戻ってきたんよだ。」

と、釣りたての
立派な鮎をいただき
塩焼き用にスタンバイ


「鹿いらんか?脂のっとるん、うまいぞ。」

と、鹿肉の塊をいただき
スライスをして
タレに漬けて
2〜3日後の夜ごはん用に


「今、米ないってゆうて困っとるのぉ。わしらは、わぁらが食べる分程度は作っとるけん、困らんけんどのぉ。」

という話
我が家のお米も
私が暮らす地域で育ったお米

「田植え手伝ってくれんかぁ?米できたらやるけん。」

と、とてもありがたいお声かけをいただき
昨年からお手伝いさせていただいている
ほんとうにありがたい話

「野菜あるんか?なかったら言えよ。あるんはやるけん。ないんはあげれんけんどの。ははは。」

我が家でも
あれこれ育ててはいるけれど
我が家にない野菜や
まだ採れていない野菜を
いいタイミングで
いただいたりして

毎晩の食事に
木頭で採れたものが
必ずあがるというのも
なんとも豊かな暮らしだなと

自分で作ったものと
ご近所さんからのお裾分けで
生きているんだな!と

毎日、これは我が家の野菜で
これは◯◯さんからもらった野菜と肉で
と、産地を確認しながらいただいています

大きな災害への備え
は、非常に大事ですが
毎日当たり前に過ごしている
日々の暮らしをしっかりと見ることで
いざという時への対応や状況は
変わってくるのではないのかなと^ ^

今でも忘れない
私が木頭へ移住したての時
庭先でぜんまいを乾燥させながら
むしろの上で
揉んで揉んでしているおばあちゃんに
言われたこと

「こうやっての乾燥して保存しとくんよだ。ほしたら、一年中食べれるけんの。木頭には、こんなことしよるばぁがまだおるんぞ。災害が起こって、電気もガスものうなっても、身体が元気じゃったら、火も炊けるし、水もあるし、芋やら山菜やら保存してあるけんの。ばぁのとこ来いよ。うまい飯とあったかい風呂入らしたるわだ。ははははは。」

なんとも心強かったし
ここで暮らせば生きていけると
感じたのを今でも忘れない
そして、私も
そんなおばあちゃんになりたいという
思いを胸に
木頭で暮らして8年目
まだまだ
助けていただいてばかりだけれど
ここ、木頭ならば生きていける!
と、思える場所に
今暮らしているし
これからも暮らしていきたいと思っています^ ^

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