サプライズ度~和歌山駅前献血ルーム~
「伏見さんが閲覧数多いですね」
「スキは滋賀赤多いな」
「なんででしょ」
始めまして 和歌山駅前献血ルーム役だ
本日はわざわざ私の話を聞く時間を作ってくれてありがとうね
中々こういう場で話すのになれてないもんだから、つっかえたりすると思うけどよろしく
えーと、アクセスか。
私はJR和歌山駅近くのビル内にいるんだが、面白いことに「献血ルーム和歌山駅前」って書いた交通標識の看板が入り口前にあるんだよ。ただ、献血ルームのご多分に漏れず入り口自体はかなり地味でね、車に乗らずに来てくれる献血者様に分かりやすいかっていうと、どうだろうね
ついでだから言っておこうか。「献血するときはなるべく公共交通機関を使ってください!」
まあ、和歌山も結構車社会だけどね・・・「車の場合は採決後30分以上休憩してください!」
えーと、なんだっけ? 自己PR?
うーん・・・
うちは近畿圏で一番の年長なんだけど、そんなにルームは広くないし、コンセプトがあるわけでもない。
大阪とかのキラキラしたルームたちに比べると、中々いうことは出てこないねえ・・・
マッサージチェアが置いてあって、献血後もらえるコインで動かせるのは中々ないかもだけど、森ノ宮の大阪府赤十字血液センターさんも持ってるってきくし・・・
そもそも和歌山は近畿で唯一、『献血ルームが一つしかない』県だ。少子高齢化と人口減少が進む中では、致し方ないとは思うがね。そのルームだって県全体から見れば凄く端にあるし、採血ベットは少ない方だし、ずっとリニューアルもされないままだし、近畿ブロック血液センターから遠いから頂いた血液の輸送だってキツい。
ふふっ。随分湿っぽくなっちまったよ。
だがねえ、それでも献血しに来てくださる方はいらっしゃるんだよ。週末なんかかなりの割合で満席だね。
である以上、うちは「最後の砦」として、やれることはやらなくちゃって思ってるんだ。
誕生月に献血してくれた方にはちょっと奮発した記念品をお渡ししてるし、400㎖の陰に隠れがちな成分献血にも選べる記念品を用意させていただいている。バスに今の遠心分離機は積めないからね。
まあ、気が向いたら来てくれよ。物足りんと思われるかもしれんが、精いっぱいのおもてなしはさせていただくつもりだ。
「ありがとうございました!
意外に見かけない、自販機にQuuが置いてあるルーム、『献血ルーム和歌山駅前』さんでした!」
「昔はバスにも成分の機械積めたらしいな」
「両腕から成分やってた時代もあるみたいですよ」
「面白い」
我がご主神様へのお賽銭はこちらから。 淡路島産線香代に充てさせていただきます。