さんびー熊野
小さな小さな
けれど大事な勇気を
振り絞って
下山してから
温泉に来ていた。
洞窟温泉
ホテル浦島の温泉だ。
このホテルの敷地内に
5ヶ所くらい温泉があり
その内2つは
洞窟温泉
というのかな?
その名の通り
洞窟の中に温泉がある。
洞窟は海につながっていて
海を眺めながら入ることもできる。
また、ホテルに行くのも
ホテルから離れた広大な駐車場から
送迎バスに乗っていくか。
はたまた
港から船に乗っていくか。
と、自らの足で踏み入れられない所にある。
もはや、温泉テーマパークだ。
すごそうに思えるが、
違う場所の温泉を楽しむためには
わざわざ温泉を上がった後に
身体を拭いて、服を着て、
それから移動しなければならない。
実は面倒なのだ。
だが、せっかくなので
2ヶ所はなんとか入った。
結論、すいてる所が良いわ。
2021年終了!
その後、
さんま寿司とめはり寿司を食べ
ホテルに戻った。
約600kmの大行進
早朝、雪中の車中泊
からの観光をしてきた私は
19時に晩ごはんを食べるなり
倒れるように寝た。
初日の出
翌朝
ホテルの目の前の海岸から
日の出を見るために早起きする。
6時。
空と雲は
良い感じのグラデーションで
きれいだったが、
肝心の日の出は見れなかった。
今回は2泊
明日、再挑戦だ。
熊野本宮大社
この日は海岸沿いから内陸に向かい
熊野本宮大社と玉置神社を目指す。
熊野本宮大社に普通にお参りし
密かに気になっている
旧社地、大斎原に行く。
大水害で今の場所に移動する前に
あったところだ。
めちゃめちゃ大きな鳥居だけが
残っている。
昔、素敵な場所だったんだろうなと
想いを馳せると
現在も形が残っているものよりも
当時を感じられて
不思議だなと思った。
大日越え
その後は
大斎原を上から見渡せる
場所に行く。
湯の峰温泉につながる
大日越えという熊野古道だ。
歩き始めてすぐ
急な階段の登り
そこが見晴らしの良いスポットだ。
熊野古道は先まで進まず
写真だけ撮影して戻る。
出発前に寄った
世界遺産熊野本宮館は
熊野周辺に興味を持つには
とても良い施設だった。
目指せ玉置神社
日の出を見た後
即出発したため
朝昼ごはんを食べながら
玉置神社を目指す。
残念ながら
惜しいことに
全て塩っぱかった。
白いごはんが欲しくなるくらい…
さて、目的地の玉置神社は
思いの外
山の上だった。
明らかに周辺の山より
高い所まで登ってきている。
雪がかなり残っていて
ノーマルタイヤでは
進むには厳しくなってきた。
慎重に進んで行くが
最後まで車で行くには
かなり難しそうだ。
一度、邪魔にならない
路肩に停めた。
かなり悩んだが
ここからは歩いていく。
電波の届かない昨日とは違い
歩けばあと30分
とわかっている。
せっかくここまで来て
引き返す手はない。
舗装されているとはいえ
雪の中の
真っ白に染まった
車しか通らない山道を
寒さに耐え
通り過ぎる人の目に耐えながら
進むのは厳しい。
だが、ゆっくり
そして、着実に
歩んで行こう。
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