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2025/2 パリ旅行記 ep4:ルーブル美術館のアホみたいな感想


前回のあらすじ

パッケージはしっかり見ましょう

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本編

●「ボンジュール」で恥をかく

2日目。昨晩は22時前には就寝し、9時間ほどの睡眠をとった。前日の帰りにスーパーで購入しておいた、ハムのバゲットサンドと部屋のコーヒーで朝食をとる。この日もNavigoの1日券を使い、まずはルーブル美術館の方へと向かう。

美術館の前に、パリ最古のパティスリーらしい「STOHRER」という店へ。ブリオッシュをラム酒漬けにした「ババオロム」って菓子の元祖らしい。

店に入ると「ボンジュール」って言われたので「ボンジュール」って返したんだけど、そのあと日本語で「注文どうします?」みたいなことを言われてずっこけそうになった。店員さんの顔をよく見たら日本人っぽかった。へたくそな「ボンジュール」だったろうに、はずかしい。まあこちらの顔が日本人っぽくても、現地人の可能性があるのでとりあえずフランス語で話しかけているのだろう。

いくつかの菓子を購入し、ルーブル美術館のガラスピラミッドがある入り口付近で食べる。かなりラム酒に浸かっている。あわせて買ったエクレアは、皮が固い。コージーコーナーのエクレアとは大きく違う。

●モナリザ、たけし、ゴイゴイスー

ルーブル美術館のチケットは、開館時間:9時のチケットを事前購入していた。開場待ちの行列はそこそこあったものの、特に待たずに入場できた。

入ってすぐ、一応モナリザを見に行く。館内の至る所に「モナリザはこっち」みたいな表示があるので迷わないが、なんか馬鹿にされている気もする。モナリザの他、ミロのヴィーナスなど有名な展示物の案内は館内のいたるところにあって、これが結局よかった。とにかくバカでかいので、全部見るにはまる一日以上かかる。しかし、他の予定もあるのでそんなに滞在できない人も多いはず。そうした人向けに、メインどころの案内があるのだろう。

モナリザの前に到着したのは良いものの、作品よりもだいぶ離れたところに立ち入り禁止線があり、その距離は5メートルほど。双眼鏡でも持ってくりゃ良かった、と思えるくらいに遠い。人も多いし。あと、モナリザと一緒に写真撮ってる人が結構いる。どういう感情なのだろうか、その行動。

あまりにも遠すぎた

前述の通り館内はめちゃくちゃ広く、滞在できた2.5時間ほどで、まあ4割くらいは見られたろうか。

サンバのリズムを知ってるかい?

筆者は彫刻系が特に面白かった。見方を変えれば高級な「まんだらけ」みたいなもんだ。

座禅を組んでいるビートたけしみたいな像や、全裸でゴイゴイスーしているみたいな彫刻とか、まあ自分の視点がバカすぎて悲しいのだが、それでも楽しめる。もともとが宮殿なので、展示物だけでなく建物そのものも美術品のように美しいのも良い。

フルチンのゴイゴイスー
ビートたけし感

物販では、たけしみたいな座禅像のポストカードを買った。エジプトエリアにあった青カバのキーホルダーも気になったが、やめた。

額縁だけでもそれっぽい
物販は青カバ推し

●フランスで人気の「おにぎり」を食らう

ルーブル美術館を後にして、ちょうど近くに「おむすび権米衛」の店があるので行ってみた。店の外まで行列するほどの人気で驚く。まあ、行列つっても店が狭いだけで、合計10人くらいなんだけど。ワンハンドで食えてヘルシー、しかも安いとあってどうもフランスでおにぎりは人気を博しているらしい。

ラインアップは、梅干しや鮭、ツナマヨといった日本でも売っているものに加えて、チキンマヨや天ぷらなどもあり。焼き鮭は「サーモンキュイ」というらしい。大層な名前だこと。あと、天ぷら=tempuraはフランス語だと「タンプラ」と読むらしい。自分の前の人が注文していたのだが、なんだか間抜けな発音で笑いそうになってしまった。

筆者が注文したのは、ツナマヨとチキンマヨ。意図せずマヨ被りしたが、ツナマヨは日本で食べるのと相違なし、チキンマヨも胡椒が強めだが米との相性が良く、おいしくいただいた。

●弟子やないけど足はパンパンです

次なる目的地は、モンマルトル。道中、筆者はオール巨人の弟子ではないが「Pain Pain(パンパン)」とかいう店に行った。いまだに「弟子やったらパンパンやな」の意味が分からない。たまに見返すと「パンパンやな」というよりも「パンッパンやな」と言っているのが面白い。ここではローストビーフのバゲットサンドを買った。

弟子やない人も集う店

モンマルトルのランドマーク、サクレクール寺院は高台にあり、心臓破りの階段か、ケーブルカーのいずれかでのぼっていく。ふもとではブラスバンドの人たちがにぎにぎしく演奏して、人だかりができていた。その音楽に元気をもらい、運動がてら階段をのぼっていく。足やったらパンパンである。

寺院の前はちょっとした広場になっている。長階段を上り、パンパンになった足を休ませがてら、ベンチにてパンパンで買ったバゲットを食する。

パンくずを落としただけでハトが寄ってくる。そういえばパリのハトはどいつもこいつも恰幅が良い。パンくずの恩恵を多分に受けているのだろう。1羽、びっこをひいているハトがいて思わずちょっとパンをあげようかと思った。しかし、そんなことをするとどこからともなくハトの大群がやってきてパンをせびるのは目に見えているので、すんでのところでやめた。

●偽ブランドについて、考える

広場では茣蓙を広げて土産物をたたき売りしている人たちがいる。エッフェル塔の置物みたいな定番っぽいものもあれば、明らかに偽物のヴィトンのバッグを6€で売っているやつもいた。誰がこんなところでヴィトンのバッグ、それも偽物確定の代物を買うんだろうか。

道中にあった店「金玉」

とはいえ、ハタと考える。これが露天商が6€と掲げてたたき売りしているから「偽物だ」なんて思うけど、街中で持ち歩く人がいて、「こいつ、偽物持ってるじゃん」なんて、何割の人が気付くんだろう。だったら100倍くらいの価格がするだろう本物を買うより、この偽物でも良いんじゃないか。ブランドに興味がない筆者からすると「本物だから何なのさ」って感じだし。とか考えた。

今回はここまで。次回で2日目は終了予定。今回もありがとうございました。



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