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思い出なんてたまに光るぐらいがちょうどいい

忘れ物をしてしこたま怒鳴られた日。

先生の採点ミスで点数が上がった日。
正直に申し出て逆に点数が下がった日。

テストでクラス1位になった日。

小学生の時初めて見るレベルの低い点数を取って泣いた日。

第一志望の学校に落ちた日。

初めて画材屋さんにひとりで行った日。

外に出ることがこわくなったことを認めて大泣きした日。

久しぶりに友達に会っていっぱい話して、いっぱい笑った日。

フォローしていた人に、フォロバされてうれしかった日。

自分が好きな写真をインスタに上げていたら、「希渡の撮る写真すき」と言ってもらえた日。

憧れの人に会えた日。

大学のオープンキャンパスにひとりで行った日。

初めて自由に絵を描いた日。

面接練習でボロボロに言われて、その後教室で寝てるフリして大泣きした日。

がんばっている人を貶す大人に遭遇して怒りのあまり泣いた日。

自分の努力を初めて認めてもらえて褒めてもらえた日。

むしゃくしゃして夜中にひとりで黙って家を出た日。

課題が終わらなくて初めてほぼ徹夜をした日。

本を読んで救われたあの日。

初めてひとり映画をした日。

初めましての感情に出会って動揺した日。


まだまだいっぱいあるけれど、たまに勝手に頭に浮かんで「あんなことあったな」って思うくらいがきっとちょうどいい。

過去に縛られずに、未来を掴み続けて、その掴んだものを過去にしていく行為。生きるということ。縛られる必要なく、変わり続けていくことを認めること。

だいすきにはなれなくても、だいじにはしておきたい。

全部、全部、わたしの大事な宝物。

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