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創作吸血鬼設定まとめ

個人用にもまとめました。


吸血鬼一家は人間とは相容れない存在としての自覚があり、人々には自分たちの正体は明かさずに静かに暮らす。波風立てないように彼女たちは、吸血し血肉を食らうのは犯罪に手を染めた人間だけというルールの元、生活している。
しかし、そのうちの家族の一人はルールが制定されるよりも前、自身が吸血鬼と知らずして一人の少女を殺害してしまう。著しく貧血を起こし死亡した少女の兄は悲しみと憎しみのあまり無差別殺人鬼へと変わる。
そんな吸血鬼と殺人鬼の戦いを描いた話。



メリヤスちゃんと父。1番お気に入りの関係です。そのため絵も多い。

【登場人物】
カンナ・Q・ドキル(以下、苗字省略) 見た目年齢40歳ほど
吸血鬼一家の父。金の瞳と緑の長い髪、顔に大きな疵。いかにもなフリルのついた昔の吸血鬼像を思わせる服装を着ることが多い。
普段は人間として警察として働きつつ、個人で取材記事をブログに書き留める。犯罪歴のある人間、つまり血肉としての食糧になるものは主に彼からの情報を元にしている。自分の手で罪を裁くことに対して、実は優越と恍惚を感じている。一般的な感覚からするとソシオパス。
日記を書くことが趣味。妻が殺された遺体として発見した第一人者。居合わせたメリヤスとともに吸血衝動を抑えられずに妻の血を吸う。
妻のことを愛している。メリヤスにも少し罪悪感とはひとくくりにできない気持ちのわだかまりを感じているが、それを奥深くまで探求することはできないのは彼がまた父だからである。

アンネ 32歳で亡くなる
吸血鬼一家の母であり、唯一の人間。金の長くウェーブしたヘアに珍しい紫の瞳。家でも白衣姿であるのが印象的。
カンナが吸血鬼であることは知っている。昔、研究施設に保護されていたカンナに恋に落ち、彼と施設を抜け出し、ひそかな森で二人過ごした。
研究者としての魂は、駆け落ちしても消えず、娘のアリサに研究に対して熱を注いだ。田舎の科学教諭として働く。使わなくなった古い研究施設を持つが、それはアリサにしか教えていない。


昔の絵です。メリヤスちゃんの眼帯の位置今とは違いますね。


アリサ

アリサ 見た目年齢16~18ほど
吸血鬼一家の娘。金の瞳に金のざんばらなボブヘア。スポーティーでメンズライクな服装を好む。
自身が吸血鬼だと知ったのは小学生高学年ほど。年下の人間の少女、らんと仲が良くよく遊んでいたが、彼女が怪我をしたときに吸血衝動が抑えられず、殺害してしまう。罪悪感から、らんに似たロボットを作る。成績は優秀で、スポーツもでき、快活な性格。だがふとした時、言いようのない虚しさに襲われる時がある。
鉄分補給にネジを噛んだりと少し変わっている。


メリヤスちゃんはお気に入り絵が多いです。

メリヤス 見た目年齢16~18ほど
吸血鬼一家の娘。アリサの妹。眼帯の下には紫、片目は金の瞳と緑のロングヘア。ゴスロリやロリータファッションを好む。
自身が吸血鬼だと知ったのは中学生ごろ。帰宅すると、母が殺害されており、父の勧めで母の血を吸う。母の血を吸ったことにより、左目が紫に変色する。父との共犯意識か、母の血を吸った影響か、父のことを好きになる。だが同時に憎んでもいる。父は時々メリヤスの眼帯の下の瞳を見ることがあるが、そのたびに彼の瞳にうつるのは自分ではなく母を見ていることを知らされるため、彼を好きでいる間は眼帯を付け続けることを決めている。
日本文化が好き。料理は壊滅的にセンスがない。
なんでもこなせるアリサに劣等感を抱いている。少し懐疑的でひねくれた性格。


ランマル



ランマル
殺人鬼一家のロボット。白い髪に黒目がちな蛍光緑の瞳。中性的な見た目で性別はないが、どちらかというと男性的に見える。
アリサが作ったロボット。自分にモデルがいることは知らない。知らないことのほうが多いが、アリサは何故か懐かしく思える。
町中を停電させたり、データのハッキングは簡単にできるが、それが自分が悪いことをしているというつもりはない。
善と悪の認識がついてきてから、ランマルは自分がどうあるべきかについて悩む。徐々に性格が純真無垢から捻くれた冷徹なものへと変わっていく。


いつき。昔の絵。

いつき 16歳
殺人鬼。両親に虐待やネグレクトを受けて育つ。過度なストレスの元、白髪が生える。妹のらんだけは自身で守りぬくと決めていたが、帰るとらんは殺害されていた。
両親に話しても、真面目に取り合ってくれず、挙句さんざん暴力を加えた自分たちが真っ先に犯人として疑われることを恐れた。その自分勝手な両親たちにひどく冷め、また怒り、殺害する。
以降、らんのつけていた白いマフラーを首に巻きながら、自身や妹を虐げたもの、また世の害となすと判断した人、または全くの無関係な人であったりと無差別に殺人を繰り返す。いつか自分の手で天誅を与えるために。

らん 7歳で亡くなる
いつきの妹。黒目がちでおさげ。
両親から虐待を受けて育ち、学校が終わると公園で夜に差し掛かるまで、ただ帰宅する時間を延ばしていたところ、アリサと出会う。日々虐待を受け、生傷が絶えないらんをアリサはただ隣にいて自分を見守ってくれた。まじないとして自分の傷に口づけることがあったのを、それを純粋な気持ちで受け止めていた。おそらく、アリサが自分に対して好意を抱いていたことを幼いながらも分かっていた。


小説でそれぞれのキャラクターに順々に焦点を当てていくことで、物語が進んでいく。
破滅的な愛の数々とその共存をどうするかというのが一つのテーマ。

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