キャンプ飯を仕込んでいざ、奥多摩
8月末、夏が終わる前に駆け込みレジャーとしてキャンプに行ってきた。
上京するずっと前から、東京の秘境だと聞いていた「奥多摩」
テント泊は小学5年生ぶり、生粋のインドア育ち、日ごろは運動不足、ぱちんとできる虫は蚊くらい、というキャンプとは果てしなく縁遠い私でも、ストレス無く悠々と過ごせた2泊3日。為せば成る、のキャンプ体験。
キャンプ前日、準備に心血を注ぐ
キャンプ前日、初心者ながら私は準備に忙しかった。正確にいうと、キャンプの本質的な準備(テントとか寝袋とか)はそっちのけで、何を作って食べるかを計画することに頭をフル回転させていた。
キャンプの醍醐味は「大きな火」
大好きなラム肉はもちろん、アツアツのトウモロコシにかぶりつきたいし、夜風に吹かれながら我がソウルフードであるカレーも食べたい。遠赤外線で魚も焼きたいし手作りのパンとかも焼けたら最高。
とまらぬ妄想を押しとどめながら結局カレーは必須だという結論に至り、前夜から仕込み開始。
選んだカレーはポークビンダルー。前日から豚肉をマリネしておくと最高に美味しくなる。マリネ液も、スパイスと玉ねぎで作る「カレーの素」も一緒にジップロックに入れて持っていけば、キャンプでは水を入れてぐつぐつするだけでOK。
キャンプ場に着いてすぐに食べられるお弁当も用意。ちょうど家にあった紫蘇でおにぎりをくるんだら愛くるしくて愛くるしくて…
玉子焼きは側面が盛大に焦げた。(左上の恐ろしいモノがポークビンダル―の素)
キャンプ本番、屋外で食べるごはんの贅沢さに震える
マッコリカップに入っているのは自家製のアレでございますよ。
もったいないキッチンを観に行ったら特典でもらえたマイ箸が活躍。
煙が目にしみて涙目になりつつも、これこれ、これですよ…といいながらウインナーを転がす。
iPhoneのカメラ、火の粉の動きをもキャッチ。
キャンプ初心者が僭越ながら述べさせていただきますが、スパイスカレーは実にキャンプに向いていると思う。家で仕込んでいけばキャンプではコトコトやるだけ。
ポークビンダル―は煮る時間長い方がお肉柔らかくなると思うけれど、チキンカレーだったら、普通のルーカレーよりも短時間でできるし何より外の空気とスパイスカレーの複雑な香りってなんともいえない相乗効果が生み出されるような…おっと、カレー愛がほとばしってしまった。
キャンプ場のすがすがしすぎる朝と至高のコーヒー
少し肌寒いキャンプの朝に飲むコーヒーが美味しいのは、キャンプに行く前から分かっていたけど、実際に体験してみてようやく「キャンプの朝に飲むコーヒーはうまいよなあ!」としたり顔で言える側の人になった。
ゴリゴリ豆を挽いて、おっとっととか言いながらお湯注いで、ぼーっとしながらコーヒーを飲むのが贅沢だと思うようになるなんて、小学生の時の物欲にまみれた私からした想像もつかないだろう。
ちなみに、マッコリカップはキャンプ中にビールもコーヒーも食事も提供するフルタイムワーカーで間違いなく今回のMVP。一つ注意したいのは飲み口がとんでもなく高温になってしまうこと。(同様にビール入れたらキンキンになる)
絵なの?
冷たい多摩川で缶ビールを冷やして100点満点の夏休み(完)