其の1「日本人には備わっていないリズムの感覚」eiji
こんにちは!
だいぶ異質なギタリスト、
雫 衛二(シズクエイジ)です!!
Spicy music duo "Kitchen Mood"で
Spicyギター?!を担当しています!!
僕のマガジン2回目の今回から、
キューバで感じたことを、少しずつ書いていきます。
細かいことを言えば、
無限にあります。
今回は、大テーマ☆其の1、
「日本人には備わっていない感覚」です。
色々話していく前に
誤解がないように
伝えたいことがあります。
『音楽に間違いはない』
そもそも、間違いとか、
そういう概念もないです。
しかし、こうした方が、
「リズムが軽くなる」、
「躍動感が出る」、
「音の瞬間スピードが出る」
などなどの
効果が生まれる方法は、あります。
何と言っても、
「リズムが無限に廻る」
のです。
それを僕に気付かせてくれたのは、
たまたま、キューバ音楽の
『ソン』でしたが、
研究していくにつれ、これは
「どの音楽にも共通していること」
だったのです。
そして、
研究すればするほど、
「日本人には備わっていない感覚だ!」
と思い知らされるのです。
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■ 自分の弾くギターは、何故、
重くてベタベタしているんだろう?」
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ギタリストとして、
バンドの中では重宝がられたり、
それなりに色々弾きこなすことは
若いころから出来てはいたのですが、
「なんか、こうじゃないんだよなぁ」
と、自分のリズムや音の出し方には
常に疑問がありました。
そんなとき、
キューバで体感した感覚は
「これだ!」っていう
確信を突くものでした。
体感してしまったので、
嘘をついて音楽をやることは出来ない。
それ以来、
まるで、自分の血を入れ替えるように、
その感覚を自分の身体に
染み込ませていきました。
苦しくて苦しくて
仕方がなかったですが。
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■ 日本人の感覚のビートは
キューバ人とは合わない
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人は、自分が知っている範囲で
全てを判断するものです。
音楽は無形。
だから、
どんな風に聴こえているかを
他の誰かと見比べることは出来ません。
だから、
「他の人も自分と同じように 聴こえている」
とか
「自分の聞こえ方がすべて」
って思っています。
というか、
そんなことも意識していない、
ですよね。
決めつけてしまうことは、
本当に怖い。
傲慢になるし、
世界が狭くなってしまいます。
自分が見えている景色なんて
微々たるもの。
キケが演奏したソンは、
僕にとっては
初めての聴こえ方でした。
演奏が終わった後、
キケは言いました。
「これがキューバのソンだよ」
【写真】食事中のキケ
※僕的な感想 ⇒ ボンカレーのCMみたい(笑)
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■ 本当にショックだった。。。
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キケの音の中に詰まっている
アイデンティティや
音楽に対する重み…
リズムの捉え方やマインドが
僕とは、
いや、
僕を含めた日本人とは
違いすぎる。
何もかもが違う。
僕がやってきた音楽なんて
バッタものともいえない。
日本でやってきたことは
一体何だったのか…
途方に暮れてしまいました。
その時、
僕はキューバ音楽『ソン』と
長いお付き合いになることを
覚悟したのです。
細かい具体的なことは、
これから小出しに
書いていきたいと思います。
次回は、大テーマ其の2、
「音の中身の違い(アイデンティティ)」
日本人にはない『リズムの感覚』、
彼らとの『リズム感覚の違い』、
そして、
僕が受けた様々な『衝撃』を
かなりマニアックに
書いていきたいと思います!!
Spicy Music Duo "Kitchen Mood"のご紹介
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【Shizukuちゃんねる】で
リズムのお話、発信しています!!
これからもっと
充実させていこうと思っているので
よろしくです!!