こだわったのは冷めても美味しいお弁当「THE筋肉メシ」「炭火肉まる商店」
こんにちは、KitchenBASEです。
今回は「THE 筋肉メシ 神楽坂店 Broccoli & Chicken Muscle Food Kagurazaka」と「切りたて牛肉専門店 炭火肉まる商店」の2業態をオープンした(株)LIVE FACTORY代表の土山俊郎さんにお話を伺いました。
「20代からいろいろな角度で飲食に関わった仕事をしてきました。裏方の卸し業、接客、調理、販促、経営などお客様が口に運ぶまでの一通りの過程を経験し、現在は都内に2店舗、地方に2店舗の居酒屋とバル業態を運営しています。キッチンベースでデリバリーのノウハウを学んで、既存店にも活かしたいですね」(土山さん、以下同)
これまで店舗型の飲食店を経営してきた土山さんは、本格的なデリバリー進出は今回が初めてだそう。
「非接触空間が浸透したことや、スマホやパソコンから簡単に注文ができるようになったことで、デリバリーに挑戦してみたいと思うようになりました。キッチンベースの最大の魅力は、イニシャル費用(初期費用)が大幅に抑えられる点。出店の際にかかるコストがはっきりしているので、安心感があったんです」
コロナ禍で外食の市場規模が減少するなか、高まるデリバリー需要を見据えての入居でした。実際にキッチンベースに入居してみた感想は?
「店舗型の飲食店と違ってキッチンベースは小スペースの中に最低限必要なものが揃っているので、オープンまでの準備があっというまに終わったのがよかったですね。オペレーション的にも1人、2人のスタッフで回せるような動きやすい動線ができていて、使いやすそうだなという印象です」
オープンに際しての手続きや店内の準備に時間を取られない分、料理の試作に集中できたという土山さん。いったいどんなメニューを考えているのでしょうか。
「THE 筋肉メシ 神楽坂店 Broccoli & Chicken Muscle Food Kagurazakaでは、胸肉&塩味のブロッコリーを使ったヘルシーかつTHE筋肉メシ!の弁当を提供します。パサつきがちな鶏肉は、低温調理でしっとりみずみずしく仕上げました。ストイックに体調を管理されている方々に、食事を楽しく、そして継続して食べられるようにという思いを込めています。飽きがこないようトリュフオイルやバターソース、ノンオイルのドレッシングなどもご用意しました。
切りたて牛肉専門店 炭火肉まる商店は、卸し専門店から厳選して選んだ肉が自慢の焼肉丼のお店です。厚みのある和牛と鶏胸肉のW焼肉弁当なので、がっつり食べたい!という方向け。そのままでも美味しく食べられますが、温玉や明太子などのトッピングで味変したり、ご飯をサラダに変更できたりとさまざまな楽しみ方ができるようになっています。オススメはトリュフオイルと明太子のトッピング。明太子の辛味と焼肉のタレの甘味に食が進み、あとからふわぁっと鼻をくすぐるトリュフの香りで旨味が引き立ちます」
極上の焼肉に、トリュフオイルで贅沢な変化を。こだわったのは「冷めても美味しい」と感じてもらえるお弁当です。現在もオープンに向け、試作を重ねている真っ最中だそう。
「もちろんできたての状態でご提供しますが、飲食店と違い、注文から提供までの時間差が必ず生まれてしまうのがデリバリー。冷めにくい容器や盛り付けを工夫したり、温め直しても肉が固くならないよう1mm単位で肉の厚みを研究したりと、冷めても美味しくて食べやすいお弁当にしたいと思っています」
これが初挑戦となるデリバリー業態。接客や内装など付加価値がある飲食店と違い、料理一本での勝負になるデリバリーには土山さん自身がワクワクしていると話します。
「これまでは外食ってみんなでワイワイできて美味しいね楽しいね、っていうものだったし、そういう人たちのために僕らも料理を作ってきました。でも今のような状況になって、誰にも会えず一人で落ち込んでいる人だったり、食欲が出ないくらい元気のない人にこそ、美味しいご飯を食べてもらいたいと思うようになりました。何があっても、とりあえずご飯は食べなきゃ。食べたい。そういうお客さんが一人でも増えれば嬉しいです」
こんな時代だからこそ、みんなが笑顔になれる料理を届けたい。それこそが飲食店のノルマだと思っている・・・そう語る土山さんのお店に、きっと多くの人が元気をもらえるはずです。
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