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平たい桃と夏至の夜「桃のフルーツポンチ」レシピ

平たい桃の魅力

夏に食べたいフルーツのひとつ、平たい桃を購入。(写真右下)

ロンドンの八百屋で購入したフルーツ

ぶどう、ピンクグレープフルーツとあわせて、ピクニックのデザート用にフルーツポンチを作ることにしたのです。

中国原産という、この平たい桃。欧州生活で出会い、初めて見た当時はこのユニークな形に衝撃を受けたのですが、日本にもあることを知ったのは最近のこと。蟠桃 (ばんとう)と言うらしい!生産量が少なくあまり出回らないのだとか。

魅力的なのは形だけではなく、日本の白桃に似ておいしい。しかも入手しやすい価格帯なのが◎

丸い桃も売られているのですが、日本の桃とは別ものなので、味も食感もだんぜん平たい派です!

ということで、平たい桃熱を語らせてもらったあとは、夏にぴったり簡単レシピを紹介します♪

切って味付け&しばらく冷やしたら、果汁100%の炭酸ジュースを注ぐだけという野外でも自宅でもおいしいさっぱりデザート。

グルテンフリーやプラントベースの食事をしている人にも食べてもらえます。

日本在住の方は、日本産のおいしい桃でぜひ!

[材料]

2-4人分
●桃 正味200g(約130gの平桃2個)
●ピンクグレープフルーツ 1個
(使用した果肉約120g)
●白ぶどう(種なし)120g
●レモン果汁 小さじ1杯
エルダーフラワーコーディアル 大さじ2杯
●お好みでミント 数枚
●りんご果汁100%炭酸ジュース 適量

☑︎果物本来の自然な甘さを楽しみたいので、コーディアル(シロップ)のみを使用しています。甘いのがお好きな方や甘みが物足りない方は、お好みの甘味料で調整してください♪

[手順]

※ジュースは冷蔵庫で冷やしておく。

①果物を切る。

グレープフルーツ
皮をよく洗い水分を拭きとる。上下を切り落とし、包丁でそぎ切りするような感じで、外側の厚い皮と薄皮をむいていく。

☑︎実を切り落とし過ぎないように気をつけて作業します。

包丁でピンクグレープフルーツの皮を剥く

薄皮の内側ぎりぎりに、包丁でV字に切り込みを入れ果実を取りだす。

グレープフルーツの果肉を切り取る

すこし…実がぼろぼろになってしまいましたが、後ほど混ぜ合わせるので問題ナシ!笑


包丁で果肉だけにしたピンクグレープフルーツ

果肉だけ切り取ったら、ひと口大に切る。

ぶどう
よく洗い房からはずして、ひと口大に切る。

☑︎今回は小ぶりのぶどうだったので、半分に切りました。


皮をむき、種をとり、ひと口大に切る。

平たい桃の皮をむき種を取る作業

☑︎桃の皮は湯むきでキレイにむけます。熱湯に20秒つけ、あらかじめ用意しておいた氷水に5分さらす。

ひと口大に切ったフルーツポンチ用の果物

今回は少しお湯につける時間が長くなってしまい(ちょっとしたハプニングありまして…笑)切ったあと色が若干かわっている箇所あり…
「熱湯につける時間は20秒」だいじです!

②味付けする。

①の果物をすべて清潔な容器へ入れ、レモン果汁を混ぜる。

エルダーフラワーコーディアルを振りかけ、ふたたびざっくり混ぜたら、お好みでミントを中に入れる。

☑︎ミントを入れる前に、両手のひらで挟むように数回パンパンと叩くと、より香りが移りやすくなります。

フルーツポンチ用の果物を味付けしマリネする

ふたをして、食べるまで冷蔵庫で冷やし、材料を馴染ませる。

③食べる前にジュースを注ぐ。

果物を器にもりつけ、ひたひた程度のジュースを注いだら召し上がれ♪ 
ミントは取り出してもそのままでも、お好みで。

ガラスの器に盛りつけた桃のフルーツポンチ

夏至の夜ピクニック

今年2022年の夏至は、先日6月21日でした。
北半球では一年のうち昼の時間が最も長い日。

ロンドンPrimrose Hillで夏至の夜を楽しむ人々

平日でしたが貴重な晴天の1日だったので、予定していた夜ピクニックに出かけました。(ロンドンの天気は変わりやすく、1日中安定して暖かく晴れ続ける日はまれ)

ピクニックといっても特別な何かを作るわけではなく、家にあるパンや残りおかず、スナックなどをかき集め、簡単なスープをジャーへ詰めて、用意しておいた桃のフルーツポンチと一緒にバッグへまとめます。

日が長い夏のあいだは、特に予定していなくても天気が良いから外で食べよう!と、急遽決まることも。近所の商店街で適当に買い集めたり、冷凍ごはんをチンして、ふりかけとお味噌汁…なんて時もあります。笑
ただ外の新鮮な空気の中で食べたいだけ♪

それに、お散歩しながら向かうので、気分転換でき運動にもなって一石二鳥、いやそれ以上のメリットがあるのです。

お腹を満たしたあとは、この日のハイライト桃のフルーツポンチ!草が長くて埋もれ気味。ピクニック用はジュースと果物を分けて運び、現地で食べる直前にあわせました。

ピクニック用デザート
ジュースを注ぐ前のフルーツポンチ
夏至の夜と桃のフルーツポンチ

注ぐのを夫にまかせたところ、ジュースを入れすぎてしまったのですが...笑
お外用なので豪快で◎果物もおおぶりにザクザク切っており、大きなスプーンでもりもり食べました!

この写真を撮影したのは21:30ごろ。(加工なし!)なかなか日が暮れない夏至の夜を、ピクニックで満喫したのでした✴︎

冬のあいだは、朝あかるくなり始めるのが8時すぎ、夕方は15時あたりから暗くなる日がつづくので、日照時間の差はとても大きい。夏と冬、その差なんと9時間!夏は太陽のありがたみを実感する季節でもあります。

22時過ぎても丘の上で夏至の夜を楽しむ人々

ロンドンは北欧諸国のような白夜にはなりませんが、22時過ぎてもしばらくは青く明るい空のまま、ゆっくり暗くなっていく。

肌寒く感じ私たちが帰宅する時間になっても、音楽が流れ、芝生の上で踊ったり談笑する人々の声。これから丘の上へ向かう人たちもいました。きっと真っ暗になるまで楽しんだことでしょう。もしくは朝までかな?

それでは、また!

今回のレシピで使用した、エルダーフラワーコーディアルを活用するレシピをふたつ。

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