〈東京と食〉Janu Tokyo(ジャヌ東京)パティスリーでティータイム
この〈東京と食〉シリーズでは、訪れた場所についての内容とあわせて、ふだんグルテンフリーかつマクロビオティック(プラントベース)という、自分のカラダに一番合うと感じている食生活を中心に過ごす私の目線で、出かけ先の食事情についても触れています。
気になっていたジャヌ東京のパティスリーへ
先月、新規開拓!と訪れたのが「ジャヌ パティスリー」。麻布台ヒルズに今年2024年3月にオープンした、AMAN(アマン)の姉妹ブランドホテルである Janu Tokyo(ジャヌ東京)のパティスリーです。
手前にあるオールデイダイニング「ジャヌ メルカート」を通ってパティスリーまで進むと、洗練された空間に美しいケーキが並ぶショーケース。胸が躍ります。
イートインも持ち帰りも可能。
食の多様性への配慮を感じるメニュー構成
こちらのパティスリー、個人的に楽しみにしていたことがあります。事前の情報収集の段階で、Januサイト内に ”ヴィーガンやグルテンフリー対応のケーキなどを取り揃えています” と記載があって、どんなケーキに出会えるのか期待度が高まっていたのです。
席に着いてメニューブックを開いてみると
グルテンフリーの場合は(GF)
ヴィーガンの場合は(V)
のように、ケーキ名の横に表示があってわかりやすい!
ロンドンの飲食店では、ほぼどこのお店でも定番だったこの表示。帰国後、(専門店以外では)日本の飲食店で初めて見たかもしれない!?と内なる感動がじわり。
メニュー表にこのような表示があると、わざわざお店の人を呼んで詳細を尋ねなくても決められるし、そもそも選択肢があるのか不安になることも回避できてありがたい。日本の飲食店にも早急に広まって欲しいなと常々感じています。
また、ショーケースに並ぶケーキを見に行くと、アレルゲン表記もあわせて、見やすく表示されていましたよ。
グルテンフリーやヴィーガンなど専門店があることは大事だし、増えていることも嬉しいけれど、特に食事制限をしていない人とでも一緒に入店しやすくて、且つそれぞれが食べたいもの/食べられるものを選べる専門店以外の飲食店は、日本ではまだまだ少ない印象です。
このパティスリーのように、訪れてみたい!と感じるお店で、同行者と一緒に「美味しい」を共有できる場はとてもありがたい。こういった食にまつわる喜びは日々の生活に欠かせない大事な要素のひとつですから、食の多様性への配慮を感じられる「食環境」が、これからもっともっと一般的になっていくことを願っています。
さてさて、注文♪
同行者のひとりは、秋季限定のメニューから、Januのシグネチャー「タルニー」を選択。サンスクリット語で「薔薇」を意味するタルニーは、季節ごとにフレーバーが変化するのだそう。秋のタルニーは、栗、カシス、ホワイトチョコレートの組み合わせ。土台にはオレンジピールのコンポートを忍ばせいるらしい。おいしそう!
もうひとりが選んだのは、秋の限定メニューの「モンブラン」。国産の栗をたっぷり使っているようで、贅沢な仕上がりが魅力的です。
※秋限定メニューは11月30日 (土) まで
わたしはグルテンフリーの選択肢から、パンナコッタに決めました。(グルテンフリーとプラントベースを両方叶えられる選択肢は無かったので、グルテンフリーを優先)
秋仕様で葡萄がたっぷり!見た目も美しい✴︎ 爽やかな葡萄ゼリーと2種類の果実の下に濃厚なパンナコッタがあり、パンナコッタの中からは葡萄ソースが登場。濃厚とフルーティのバランスがちょうどよくて、最後の一口まで美味しくいただきました。
天窓からの光が心地よく、大理石とオークウッドで覆われた開放感あるパティスリー。また別の季節に訪れたいと思っています。
〈基本情報〉
ジャヌ パティスリー
所在地: Janu Tokyo, 1丁目-2-2 麻布台 港区 東京都
公式サイト:https://www.janu.com/janu-tokyo/ja/experiences/dining/
それでは、また!
※この記事は2024年10月16日訪れた当時の情報です
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