世界シリーズ第2弾/イギリスのフードロスについて
こんにちは。
7月に入りましたね☺︎
今回は、The kitchen journey第2弾「イギリス」のフードロスについてお伝えします。
イギリスは「SDGs」への取り組みが進んでいる欧米諸国の中でも、特に活発な取り組みが行われているといわれているようです。
→強制を伴う法制化でなく、国民の自主性に任せているとのこと。
▼「SDGs」についての記事はこちら
https://note.com/kitchen_journey/n/nd6ffc05386cb
日本では聞き馴染みのない「食品廃棄物ウェディング」など、ユニークな取り組みもたくさんあるとか。
⒈イギリスはどんな国か
イギリス=1つの国と思う方も多いと思いますが、
実際は4つの国から成り立っている連合王国です。
*イギリスの正式名称は「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」(the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland、略してUKともよばれます)
実際「イギリス」という国はなく、この呼び名は日本でしか通じないとか。
●4つの国はこちら
∟イングランド/ウェールズ/スコットランド/北アイルランド
アイルランドはOne Directionメンバーのナイルの出身地でもありますよね。
(昔、ファンでした!)
ハリーポッターやビートルズなど、エンターテインメントの分野でも世界に大きな影響力があり、"ロンドン"のイメージが強いですが
地域によってさまざまな顔があるとか。
例えば、コッツウォルズ(湖水地方)はピーターラビット作者の生まれ故郷でもあり、絵本の世界のような自然豊かで素敵な雰囲気が味わえるようです。
優雅なアフタヌーンティーを味わいたい○
⒉どんな食のスタイル
食事が美味しくない…こう聞くことも多いですが、歴史的背景などさまざまな理由があるようです。
一説によると他国と比べ、食事="楽しむこと"<"栄養補給"と考える人が多いことも、ひとつあるよう。
気軽に食べられて、ボリューム満点なフィッシュアンドチップスが長年愛されているのも、理由のひとつだったりするのでしょうか…?
「モーニングティー」や「アフタヌーンティー」など、1日の間に紅茶を楽しむ時間があり、紅茶を飲むことが習慣化されていることから「紅茶の国」とも呼ばれているようです。
ハロッズなど、世界的に有名な紅茶ブランドもありますよね!
また、紅茶と一緒に食べる「スコーン」*なども伝統菓子として愛されています。
*レシピ配信もする予定です☺︎
⒊食料自給率について
農林水産省の調査によると、イギリスの食料自給率は70%程度とのこと
以前紹介させていただいたオーストラリアの食料自給率は200%を超えているため、比べると低いことがわかります。
⒋食品ロスの状況
「WRAP(ラップ)」*によると、2018年時点のイギリスの食品廃棄量は約950万トンもあり、その約70%は食べることが可能な状態で廃棄されているとのこと。
*「WRAP(ラップ)」とは?
2000年にイギリス政府の財政支援を受けて設立したNPO組織
食品ロスに関する調査を実施し、データに基づいた消費者への啓発活動や、事業者への提言などを行っているよう。
そのなかの約85%以上が家庭や食品製造業者から出ているそうです。
⒌「SDGs」達成のための取り組み
食品廃棄物ウェディング
2018年に披露宴で出す料理を、賞味期限が近いものやかたちの悪いもの(=ロスになりそうな食材)から作り、提供したカップルがいるようです。
参列者は提供された料理がこのような食材から作られていることに全く気づかれなかったとのこと。
その取り組みをきっかけに若い世代中心に「食品廃棄物ウェディング」を希望するカップルも増えているようです。
"エシカルウエディング"はこれから日本でもトレンドになりそうですね☺︎
システムと連動した大型ゴミ箱
イギリスのスタートアップ企業「ウィンナウ」が、モニタリングカメラやAIで構成された大型ゴミ箱を開発。
調理場で食材を捨てる際、モニターで該当の食材を選択すると
重さが計測され、専用システムにデータが蓄積される。
ある程度情報が蓄積され、AIが学習すると都度モニターで選択しなくても、自動で判別されるよう。
週単位、月単位など、食品廃棄量等のレポートを出すこともできるとのことで、レポートを発注数に反映でき、無駄を減らすことで食品ロス削減にもつながっているよう。
食品ロス削減アプリ
デンマーク発祥の食品ロス削減アプリ「To Good To Go」も積極的に使われているとか。
こちらについては、また別の記事にしようと思っています。
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*世界シリーズはInstagramやYouTubeとも連動しています。
私たちは「食で世界を旅しよう」をコンセプトにしているため、このような企画をさせていただきました。
伝統お菓子のレシピ、余りがちな食材で作るレシピ動画も配信しますので、ぜひ観ていただけると嬉しいです☺︎
▼こちらから
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