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無料で楽しめるイギリス、ヨーク鉄道博物館

イギリス北部の街、ヨークにある鉄道博物館のご紹介です。

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観光地でのアミューズメント施設は結構な値段がするものですが、最終日出発前の数時間しかない時には無料だと安心して回れます。しかもヨークの鉄道博物館は、その特性からして駅隣接の駅近で、更にもってこい!

歴代豪華寝台列車が見れるステーション・ホール

ロンドンにある科学博物館と同系列だという、この Railway Museum。まず始めに入ったコーナーが、昔の列車が等身大で整然と並べられているサマが東京の京王れーるらんどっぽいな、と思いました。

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その昔、郵便物や牛乳まで客車で運んでいた様子や、普通レベルの寝台ルームから豪華版の寝台客室まで、当時の様子を窺い知る事ができます。中でもヴィクトリア女王を始めとした王室関係者専用の客車は様々なティーセットが陳列されていたりと、イギリスらしさを感じさせ優雅です。

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まるでプラットホームに出現したかのようなカフェがあり、客席のようなシートもあるので普段縁のない食堂車の気分も味わえます。イベント会場としても使えるようで、この日はテーブルクロスにグラスがセットされた丸テーブルが多数用意されていました。

あの日本の列車も!グレート・ホール

無料だし、コレでもうお終いかな?と思ったら、館内は全部で4つのセクションに分かれていたようで、まだまだこれからが見どころでした。日本人としては始めから気になっていたこちらの写真。館内の至るところに貼られている割には一体何処に⁈とずっと気になっていたのですが、別館のグレート・ホールにありました、日本の新幹線。

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高速列車の先駆けとして選ばれているのですが、イギリスと全く関係ないのに展示されている外国の車両は新幹線だけのようで、誇らしい気持ちになりました。このホールにも立派なカフェとお土産ショップがあります。開放感が凄く、正直ステーション・ホールより足を踏み入れた時の驚きが大きく、迫力満点です。

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それだけではありません。このホールの隣には、更にノース・シェッドという倉庫のような所で、食堂車で使っていたであろう食器類や様々な標識など、鉄道に関する物なら全て持ち込んだ、というような物が大量に陳列されていました。これだけ広い館内ですが、あちこちに「こっちにもまだ見るとこアルヨ」といった矢印があったり、動線がうまく迷うことなく展示を網羅できるルートになっています。

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最後にサウス・ヤードと言う、屋外展示物のある場所に辿り着きます。実際に乗れる「ミニチュア鉄道」は、一人3ポンド(約420円)で短い一周をして、降車時には子供達一人一人へ機関車トーマスのミニブックがお土産に渡されるので、おトクだなと思いました。このように、当初想像したよりもかなり巨大な展示スペースがあり、予想以上に無料で楽しめる施設でした。イギリスには発祥の地とされるものが多数ある国ですが、鉄道もその一つ。鉄道の歴史を目の当たりにできる博物館なので、学校の社会科見学で来ている子供達も見かけました。

National Railway Museum
住所: National Railway Museum, Leeman Road, York YO26 4XJ
アクセス: 鉄道ヨーク駅徒歩約10分
開館時間: 10時〜17時
URL: https://www.railwaymuseum.org.uk/




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