ほぼ週刊「情シス部長のつぶやき」Vol.29【守備範囲】
【守備範囲】
情報システム部の守備範囲でちょくちょく話になるのですが、一昔前までは、コピー機、(固定)電話は総務部の仕事。
みたいな風潮がありました。
昨今の機器の進化(と言ってももう、20年以上経ちますが…)コピー機は複合機となって、プリンタ、FAX、スキャナーと合体して、さらにはPDF化して自動でフォルダに振り分ける機能もある。
セキュリティ機能でIDカードをかざさないと使用すらできない、なんてことになってます。
では電話はどうなったかというと、スマートフォンということになり、電話だけでなく、メール、Web会議に。さらには稟議決裁などもスマホでできる時代。
パソコンネイティブなんて一昔前で、今やスマホネイティブ世代が入社してくる時代。
当たり前として、情シスが複合機、電話(固定、携帯)を管理していかに社内コミュニケーションを効率よく回していくか、なんて考える時代ですよね。
それが先日、経営企画の部門長から、「電話は総務に任せて、情シスは他にもっとやることあるでしょ?」
と言ってきました。
いやいや、この人、時代錯誤も甚だしすぎる。
ICT技術と言われてもう数年経ちます。
コミュニケーションの大切さ、音声だけでなく、資料共有から、遠隔地とのリアルタイムで映像を共有できる。
また、固定電話も、IPフォンならばコストも安くなるし、こういったことがわからない?知らない時代の人との話はホント苦痛ですね。
技術進化と共に、情シス部も成長していかなければならないし、組織としてもいろいろな技術を受け入れて対応していく必要があることを認識している部門と、そうでない部門。
これは一例にしかすぎず、今後もこんな話をしなければならないのかと思うと憂鬱だな、と思った話でした。