- 運営しているクリエイター
2021年7月の記事一覧
”発明”とは何なのか?-プロレス技は発明なのか?
”発明”とは何なのでしょうか? テレビを見ていて、芸能人が”発明”したと言っているのを聞いて、それは特許法上の発明とは違うなあと思うことが多いです。
特許法上の”発明”とは、自然法則を利用した技術的思想の創作のうち高度のものです(特許法第2条第1項)。
人為的な取り決めや技能は、自然法則を利用していなので、特許法上の”発明”では無いです。
テレビで芸能人が”発明”と言っているものの殆どは
商標権を取得しなかった場合はどうなるのか?
商標権を取得しなかった場合にはどうなるのでしょうか?
その場合には、自分の商標と同一又は類似の商標を使用している者に対して、その商標の使用を止めろと言い難い状況になってしまいます。
不正競争防止法違反(不正競争防止法2条1項1号)に基づいて、その商標の使用を止めなさいと言うこともできますが、その場合には、自己の商品等表示(商標)が周知であること及び混同が生じていることを立証しなければなりま
物品の機能を確保するのに不可欠な形状のみからなる意匠は意匠権を取得できません
この前は、技術的な形状は意匠権を取得できる旨の投稿をしました。
しかし、例外が有り、物品の機能を確保するのに不可欠な形状のみからなる意匠は意匠権を取得できません(意匠法5条3号)。
具体的に、物品の機能を確保するのに不可欠な形状のみからなる意匠は意匠権とはどのようなものなのでしょうか?
例えば、パラボラアンテナの内側部分のみの意匠が該当します。
続きはココをクリックすると、新しいウインドウが
技術的な形状は意匠権を取得できるのか? 意匠制度の上手い使い方
意匠権は工業デザインを守る権利です。
高度なデザイン性を有していなければ、意匠登録されないと思われがちです。例えば、ハンドバッグ、スニーカー、車…
高度なデザイン性を有しているか否かに関わらず、新しいデザインであること(新規性)と、既存のデザインの容易な組み合わせでないデザイン(創作非用意性)であれば、そのデザインは意匠権として登録を受けることができます。
このことから、技術的な形状を意匠権