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のらねこ雑記帳《夏みかんの木》

 住宅地を歩いていると、お庭に夏みかんがなっているお宅が多くあることに気がつきました。
印象としては昔から住んでいるお宅のお庭に多いようです。
『なんで夏みかんを植えているんだろう?』と、ふと思いました。
 以前、かなり大きな台風が来た時、駅に近い高台の住宅地で電線が切れて停電しました。
朝、私が通ると、住民の皆さんが外に出て被害について話し合っていました。
横の道を見ると高さ60㎝位のブロック塀が2mにわたって倒れていて
『台風でもブロック塀って倒れるんだ!』と被害の大きさに驚きました。
そのお隣のお宅の前では、庭木の夏みかんがたくさん道路に落ちていました。
大人たちが停電について話し合っている中、小学生の男の子が両手にいっぱい落ちていた夏みかんを拾っていました。
そしてお母さんのところに持って行きましたが
「拾っちゃダメよ」と怒られていました。
「え〜、もったいないよ」と男の子は不満そうでしたが、落ちた枝葉と夏みかんを片付けていたそのお宅の人の所に返しに行きました。
落ちた夏みかんは大きなゴミ袋いっぱいありました。
『確かにもったいないよね』と思いました。
 昔、職場の先輩も
「お隣の夏みかんの枝がうちの敷地まで伸びていて、ガレージの屋根に夏みかんがボコボコ落ちて来るの」
「拾ってマーマレード作ったりしたけど、多すぎて、作らなくなっちゃったわ」なんて話をしていたのを思い出したので、試しに検索してみました。
すると私と同じ疑問を持った人がヤ◯ー知恵袋で質問していました。
『夏みかんは酸っぱいし、マーマレードぐらいしか他の用途が思いつかないのに、なんで庭に植えているのでしょう?温州みかんを植えた方がいいのでは?』との質問に
『昔は食べていました。夏みかんが採れる時期には他の果物がなかったので。今では他に甘い果物が色々あるので食べなくなって、主に観賞用になりました』という回答があり、納得しました。 
食べなくても、たわわに実っている夏みかんをみるとなんかうれしいです。(他所のお家のものでも)
ちなみに温州みかんは温度の関係で場所によっては難しいとのことでした。

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