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のらねこ日記いきもの編≪ちゅ~る攻防戦≫

  最近の外猫さん事情ですが、完全に親離れしたのか、シロママはたまにしか来なくなり、朝はモモ、チャト、チビちゃんズで、夕に必ず来るのはチビちゃんズだけになりました。
  チャトは、後から美味しいものが出ないかと、昼過ぎまで物置の上にいて、あきらめるとどこかへ行ってしまいます。
物置の上でだらっと寝そべっていて、私の姿が見えると、きちっと正座しておねだりをするチャトに
「しょーがないなぁ」と、ちゅ~るをあげていると
ちゅ~るの味を覚えたチビちゃんズが物欲しそうに塀の上に待機していました。
  でもチビちゃんズはまだ手からは食べられないので、チャトの食べかけのちゅ~るを下のお皿にちょっとしぼってあげました。
が、チビちゃんズよりも早く、チャトが物置から飛び降りて、あっと言う間になめつくしてしまいました。
小さい声で「ミィ…」となくチビちゃんズに
『あ、なんか、かわいそう…』と、
私は新しいちゅ~るを取り出すと、チャトのお皿にちょっとしぼって、それをなめてる隙に、下のお皿にしぼろう作戦に出ました。
  しかし、ちゅ~るに夢中のチャトは
お皿の前に立ちふさがってしまい、お皿にしぼれません。
まるでバスケのオフェンスとディフェンスのような状態に、イラついたのかチャトがちゅ~るに猫パンチ!
少し出ていたちゅ~るの中身がふっとんで、雨戸の戸袋にぺちゃっとつきました。
『なにをするんだ!もったいない!』と怒る私と、戸袋を見上げるチビちゃんズ。
そこへ父がやって来たので、父にちゅ~るを渡して
「チャトの気を引いて!」とお願い。
私は新しいちゅ~るを持って、居間のひじ掛け窓をあけて、台の上のお皿をコンコンと鳴らしました。
  これに気がついたチビちゃんズが庭にやってきたので、お皿にちゅ~るをしぼってあげて、そっと網戸だけ閉めて様子をうかがいました。
するとチビちゃんズは台の上にあがって、無事にちゅ~るにありつけました。
でも、チビちゃんズの間でも力関係があって、機敏な1号ちゃんの方が先にお皿にたどりつくので2号ちゃんはちょっとしか食べられません。
『なるべく1人で来ている時にあげよう』と思いますが、なかなかそのチャンスは来ないのでした。

距離感が…



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