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あなたへの手紙 2022年9月2通め(計画は完遂よりも方向性を見たらどうかしら?)

計画を立てて動くこと、あなたは得意ですか?

「何か目標をもって、計画立てて動こう」って

小学生だったかなあ、
いつの頃からかそんな習慣を教えられてきたし、
自分なりの目標と計画をつくって、
ここまでいろいろ挑戦もしてきたつもりですが
あなたはどうですか?

私の場合、追われて動くのが苦手なくせに計画も行動も、
ギリギリにならないと動き始めない、こまったちゃん。

本当に手間のかかる、という表現がぴったりな、扱いにくい人間です。

夏休みの宿題も、計画は立派にたてるけど
崩れ始めたらもうだめ。

結局最終日に泣きながら、仕上げ、といっても
とても仕上がっているとは堂々と言えない状態で出すという・・・

計画することのおもしろさはあるけど、
それが頓挫したときの挫折感と敗北感といったら・・・
その部分に真面目に取り組む私から言わせれば、
大きな失態ともいえるわけです。

もう、ここまで生きてきたら、
その挫折感と敗北感を味わえるという点さえも
私だけに与えられた、才能にも似た人生のミッションかもなと思うほどです。

いわゆる公的な手続きや事務的な流れは、
法律で決まっていることが多いし

目標達成のための基本を教えてくれる本やツールはあるけれど。

生き方についての計画や行動については、
明確に教えてもらうってことはないですよね。

それってあたり前ですね。

根拠がある訳ではないけど
あなたの宿題の取り組み方や計画の立て方などのノウハウも

個々の性格やとりまく条件、環境で全くちがって当然で、
細かく教えてもらえるわけがないんですよね。

まじめなあなたのことだから、
「こうならなかったら形としてまちがっている」
「このとおりにやらないと成功とはいえない」
と自分に厳しくするのは、
他人の基準に当てはめているってことかもしれません。

自分に否定的な言葉をかけるより、
少しだけ優しい言葉をかける習慣をつくってみたらどうでしょう?

あと、試してほしいことがもうひとつ。

目標を立てて実行するときは、
完全で完ぺきな遂行を求めるのではなく、
方向性が合っていればよしとするというルール。

自分も世の中も動いていて、早急に対応するべきことがあったり、
これだけは先に、ということもあるから、
思うようにいかないことのほうが多いくらいじゃないかと思うんです。

そのために私が優先している方向性は、

具体的な形や数字とか実績よりも
内面にある気持ちです。

その方向に向かっているかな?
と問いかけて確認してます。

もちろん、
あなたが数字や実績を大切にする人かもしれませんから、強制はしません。

そうかもと思ったら、ということで。

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