教員という仕事の良いところ② ~教員は善人が多い~
「教員という仕事の良いところ①」という記事を以前投稿させてもらいました。
そちらは仕事内容に関してのお話でしたが、今回は同僚・上司という観点からのお話です。
1.退職の原因ほぼNO.2は人間関係
リクナビNEXTさんの記事によれば、主な退職理由は次の通りです。
3位の「同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった」が13%。
これは2位の「労働時間・環境が不満だった(14%)」とほぼ同じ割合です。つまり、ほとんど2位。やはり人間関係はデカイ!
2.教員は善い人が多い
教員は善人が多いです。
善人だから教員になるのか、それとも子どもを相手にする仕事をするうちに善人になるのか……。おそらく、その両方だと思います。
3.[実例]こんなことしても怒らない。むしろ優しい。
私は昔、先輩教員に対して、学校行事の準備について質問をしたことがあります。
質問した瞬間に「しまった!」と思いました。
その日の朝に関係書類が配布されていたのです。それを読んでいれば全てわかるようになっていました。書類を読めばわかる事を、わざわざ人様に尋ねてしまったのです。
戦々恐々とする私に、ところが、その先輩教員は「ああ、それはね――」と優しく説明してくれたのです。
なんということでしょう。
私は感動しました。もしこれが前職(事務職)の職場であれば、「喜多川くん、ちょっとこっちへ」と応接室に連れ出され、ねちっこく説教されていたに違いません。
ところが、この先輩は教員は、優しく一から十まで説明してくれたのです。
先輩、ありがとうございます! オレ一生付いていくっす!
でも、どうしてこの人たちはこんなに人が善いのでしょうか?
4.教員に善人が多い理由
思うに、教員は子どもたちの相手をするうちに、どんどん寛容になるのだと思います。子どもは、人の話を聞きません。説明を終えたその瞬間に、同じことを質問してきます。いくら説明しても、右から左へ聞き流しています。聞き間違えているならまだ良い方です。提出物も出しません。新入社員の上位互換(?)ですね。
そういう子を相手にするうちに、何されても怒らなくなるのだと思います。何度でも優しく教えてあげようになるのだと思います。
他にも、困ったときにはすぐに助けてくれたり、親身になって相談に乗ってくれたりします。
まぁ、基本的に教育委員会(校長のさらに上司)は感じ悪いんですけどね!
(T県の教育委員会職員が、県庁近くの飲み屋で「あの教員をどうにかして退職させたいね」「こうしたらどうだろうか」という話をしていたのを先輩教員が耳にしたそうです。また、O県の教育委員会は、電話口ではいつも高圧的でした)