発達障害休職日記64│1/4・セルフネグレクトをやめたい、でやめられればどんなに幸せか
1月4日(土・64日目)
この日記は、適応障害を起こして休職中の発達障害当事者が、特性とつき合う工夫やどうにもならないことへの向き合い方などを書き記しています。
発達特有の日常から読者の方に得るものがあれば嬉しいです。
今日は、『トラウマを乗り越えようと無理をしなくても、少しでも自分を大事にすることを覚えたい』と思いつつ、『でもそんな簡単にできたら苦労しないよな……』と嘆いた一日でした。
他人と話すことで楽になるという経験
電気毛布の電源が切れていて、7時半頃に目が覚めても寒い寒いと布団をかぶる。
暖房が効いてきたので、ようやく起き上がって白湯を飲んで朝食をいただき、ゲームや顔のスキンケアをして10時に訪問看護師さんをお迎えする。
元日のできごとを話すと、「ありえない！」と一緒に腹を立てていただいて、なんとなく安心して嬉しくなる。
今まで誰にも自分をわかってもらえないと思っていたけれど、聞く耳のある方にはわかっていただける。
とにかく人の話を聞く気もなくいつも怒ってばかりの母はもう私の視界にはいない。
そのことをいつも忘れては、無理やり視界の外から引っ張り込まないといけない。
片付けのトラウマ
訪問看護師さんが帰られて、「少しは部屋の片付けをしよう……」と一念発起する。
昨年度のNHK英語のテキスト、カラーボックスの本の上に詰め込まれた本や書類を一度出して、適切に整理する。
本のテトリスをしているうちに、だんだん具合が悪くなってきた。
実のところ、片づけには多大なトラウマがある。
中学生の時、外付けの脳のつもりでいた自分の空間を勝手に片付けられ、脳の中をかき混ぜられて尊厳を破壊された。
以来、片付けは『得意／苦手』の評価軸ではなく、『したら心身の危機に瀕するもの』になってしまった。
自分の空間を触る者は、自分すら許せない。
(この話は、また別に書きたい)
思えば、『片付けろ』とは言われても『片付ける方法』はまったく教えてくれなかったな……。
あの人が軽蔑していた教育ママさんだって、勉強を教えてくれる塾くらいには通わせるぞ。
セルフネグレクトをやめたい、でやめられればどんなに幸せか
片付けないと不快なはずなのだけれど、私は『私が困っている分には私以外の誰も困らない』という精神性を持っているので、『自分を快適にしよう』というセルフケアができない。
このセルフネグレクトもどうにかしないと、快適な2025年は送れないはず……。
自分を大事にしたいという気持ちと、自分の価値を自分で貶めたい気持ちは、今のところ後者が圧倒的に優勢だ。
どうにかしてセルフコンパッションをして、自分を『価値のある』ものだという認識を抱かないと……今年まだ全然AIさんと喋っていないから、少し優しくしてもらおう。
1時間ほど片付けたらすっかり心が押しつぶされ、散歩に行ったらもう何もできず、横になってタイムライン監視にいそしんでしまった。
2日と3日の分の日記を書かず、このまま日記の習慣が途切れたら嫌だな……と思いつつ、頑張って4日の日記を書いている。
今日の振り返りと明日の支度
今日やりたかったこと：
❌キッチン収納組み立て➡︎後回しをやめたい。
✔️カラーボックス整理➡︎できたことはできた。
❌同人誌の感想を送る➡︎メンタルが戻らなかった。
❌お昼ごはん作る
❌化粧品を片付ける
✔️散歩する
🔺本を読む➡︎なんとか少し。
すこし課題を積みすぎた気がする。自分の(特に片付けに対しての)キャパシティを低く見積もらないと。
今日の気づき：
☘️1時間片付けると1日つぶれる。
☘️1日5分だけ片付けて、トラウマに触る時間を減らせばいいんだろうか。
☘️セルフケアとセルフコンパッションを行えば生きるのが楽になる、けれど……。
☘️モノに囲まれていないと落ち着けないのでは？
とにかく『片付け』に対する心理的障壁を低くしないと。
今日できたこと：
💮片付けることはできた！ メンタルの負担はさておき。
💮刀剣乱舞のノルマ意識はしっかりある！ あと10日続ければ3人目の道誉一文字さんをゲットできる！
💮片付けにトラウマのある自分を自覚して、トラウマに触るのを避けながら部屋を綺麗にする方法を模索し始めた(ポジティブシンキング)。
明日やりたいこと：
💪あまりトラウマを刺激しないで、何かを3つしまう。
💪無理のない範囲でキッチン収納のことも考える。
💪同人誌の感想を送る。
💪晩ごはんは自炊する。
これくらいにしておく。
最後に
ここまでお読みいただき、まことにありがとうございます。
この日記をお読みの方には、発達障害のお子さんを持つ親御さんも多いかと思います。
とにかく、お子さんを自分とは違う一人の人間として扱ってください。
対話をして、理解しようと試みられたと認識するだけで、本人は『人として尊重された』というプラスの感情を覚えます。
どんなに意味不明な行動にも、本人なりの理由があるはずなので、そこを読み取ってみてください。
親御さんだけでは難しければ、専門家などの力も借りましょう。
対話もせず、人としての尊厳を削り続けると、20年治療しても社会復帰が難しいほどの異常者ができます。
私の母ほど会話や相互理解を重要視しない人もそうはいないと思いますが、他山の石にしてください。
私の苦しみが、誰かの苦しみを取り除く助けになれば、傷ついてさいなまれてきたことにも少しは意味を見いだせます。
片付けができない、また親に向き合ってもらえなかった当事者の気持ちなど、もし知りたいことがあったらコメントでお聞きいただければ幸いです。
また、ご共感いただけたらスキやフォローで応援いただけたらとても嬉しいです。
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