ミスをする人

ミスをする人間とミスをしない人間。

一つ一つの事柄に関しては大した差はなかったりする。

まさにたまたま、ほんのちょっとの境目でこちらに来るかあちらに行くか。

そのほんの少しの違いは誰しもが遭遇しうるもので、その人の人間性などはあまり関係なかったりする。

ひとつだけなら。

あちらに傾きかけたモノもすぐに真ん中へもとろうとする。

ひとつだけなら。


しかし、それが何かの拍子に2つ続いてしまうと完全にベクトルはそちらを向いて、それから徐々に強力な力を及ぼし始める。

負の連鎖だ。

二度あることは三度あるとはこのことである。

やがてその人には周囲からそういうレッテルを貼られる。

そうなると本人もそうなのかと思い始める。

ミスをする人間の出来上がりだ。

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