お金を使うのは、 薬に?食べ物に?
ご自分の価値観として、
食べ物にどれくらいの価値を
置かれているでしょうか。
最近、食べ物の買い方を見直しました。
ニュースで聞かなくても、
食品価格の値上がり、
ステルス値上げは、懐に響きます。
で、見直したきっかけは、2つ。
1つは、仕事でお世話になっている
職人さんからの情報。
もうひとつは、
スーパーで支払う金額の多さ。
むむ、さすがにこれは、
と思ったからです。
長らく、宅配で野菜や果物だけを買い、
他のものはスーパーで調達する、
という食生活。
ですが、以前は、
厳格で知られていた宅配の会社も
消費者の好み、必要性に応じて
最近では、かなり妥協しているのを
感じていました。
ちょうどそんなとき、
学究肌で、妥協のない職人さんが
最近のリサーチ結果を教えてくれました。
生協の中でも、
とてもまじめに、
厳しい基準でやっている
ところがある、と。
この職人さんの話は、
大いに説得力があります。
というのも、食べるものを変えることで
若い頃から、検査でひっかかっていた
高血圧や尿酸値などの数値がかなりよくなり、
最近では体調(機嫌も!)もかなりよい、
という実例を間近で見せてくれる人だから。
で、資料を取り寄せ、
説明を聞いてみて、
今度から、その生協で
食べ物の多くを配達して
もらうことにしました。
職人さんは、店舗の会員になったそうです。
タイトルの、
「お金を薬に使うか?食べ物に使うか?」
は、明治生まれの祖母が、
そのまた親から与えられた知恵。
私は母から教えてもらいました。
親の言うことは、
あまり聞けない子どもでしたが、
この言葉は、なぜか、
とても心に響きました。
まだ子どもの時代に聞いた気がしますが、
その後、ずっと暮らし方の指針で
ありつづけることに。
母がその方針にしがたって、
食べ物にできる範囲でお金をかけて
育ててくれたのもあります。
今の時代、豊かさに陰りが見えていて
すぐに目の前から消える、
お金をかけても他の人がほめてくれる
とは思われにくい、食べ物のこと。
お金をかけたわりに、
おトク感を感じることのないことに
積極的にお金を使うのは
しんどい、避けたい。
でも、自分たちの身を
直接的に養っているのは
日々の食べ物であることは
変わりませんものね。
先ほど目にしたニュースでは、
異変により漁獲高が97%減?
とありました。
生物多様性の記事のところでも
書かせてもらいましたが、
日高先生の言われるとおりに
なってきたのかもしれません。
生物多様性の意味は?|樹木も人も笑顔に、樹木医mimi ( 三戸 久美子 ) (note.com)
食べるものがなくなる。
その本当の意味や状態を
現代の日本に生きている私たちは
想像しにくいです。
が、それは少し前まで、日本でも
ふつうに起きていたことですよね。
こんな厳しい時代だからこそ、
手元にあるお金を
食べ物に使おうとするのか、
それとも、将来の健康に影響がでる?
ことも想定しつつ、
食費を圧縮するのか?
どのような方針で
自分たちの健康を
守っていくのか?
選択の余地がまだある時期に、
自分の方向性を
しっかり決めておきたい
気がします。