見出し画像

樹木応援団、募集のお知らせ

樹木医になるには、私たちの頃は
7年以上、実務経歴があることを
証明してもらう必要がありました。

なので、樹木医試験を受けられるようになるまでに、
それなりの期間、仕事をさせてもらって
いろんな経験をしています。

今は、早ければ1年で、受験できるように
制度が変わっていますけれど。

それはさておき、
仕事を始めてすぐに気づいたのは、
立派な木を守っていくって、
とても大変なことなのだ、ということ。

ふだん、「守る」ということばを使うのは、
とか言っていますが、
それは自分としての感覚。

一般的には、木の、それも立派な木の
所有者さん、管理者さんは
守って下さっている、
という表現がフィットするように思います。

大変さを具体的に書くと
切りがないので、やめておきます。

が、一般的に言って、
財産的なものは何であっても、
ご先祖さまから受け継いで、
次の世代に渡すまでの間、
一時的であっても、
適切なお世話をし維持管理する、
というのは、
財産のない人には、
想像もつかない重圧感のあること、
ということだけは、
お話をうかがっていて理解できました。

この記事でご紹介する府中のケヤキ並木も、
非常に重みのある財産で、
国の天然記念物が、車道沿いに立ち並んでいます。

車道沿いに木が立っている、
しかも、この並木は、私鉄の線路と交差していて、
大きな駅前でもあります。
(そればかりでなく、甲州街道とも交差しています…)

ということは、
管理をされている市役所の関係の方たちの
気遣い、ご苦労は計り知れません。

そうやって、この並木はこれまで守られてきました。
そのことを多くの人が知って、
せめて感謝の念をたくさん送れたらいいのに、
と思います。

この並木はまもなく、めでたいことに、
国の天然記念物指定100周年を迎えます。

国の天然記念物に指定されてから
100年、と言いますが、すっごく長い!!

でイベントが企画されているので、
私もお話を聞きにうかがう予定です。

ちょうど並木のそばにある
都立高校の学生さんたちの活動についても
紹介される予定です。

ケヤキ並木全体の景観、
あの場所で暮らすケヤキたちの
応援団が増えたら、とても心強く思います。

よろしければ、お時間をつくって
ご参加くださいませ。
立派なケヤキたちが、
みなさまのお越しをお待ち申し上げております。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?