見出し画像

気づいて、避けられれば、

唐突ですが、日頃、危険をどのように感知し、
避けておられるでしょうか?

私の場合、工事現場からは、
すばやく立ち去る、
というのを最近やっております。

木に関する事故が
ニュースに取り上げられることが多くなり、
人によっては、
木は危険、(まるで木だけが危険?)
と感じるようになってきた気がします。

ですが、ニュースを見ていると、
工事現場で大きな重機が
落下したり、転倒したり。

解体現場で、足場が倒れてくる
なんていうのもあって、
最近では、本当に様々な事故が起きています。

なかには、悲しいかな、
自分の体調不良による事故
というのもあるようです。

で、最近、やっているのは、
危なそう、と感じるもののそばからは
すみやかに立ち去る、です。

以前は、工事現場は、
掘った穴の土の色や埋め戻しの資材、
使っている重機や道具類が
少し気になるので、
怒られない、迷惑にならない程度に
のぞき見しつつ、横を通っていました。

が。
最近は、報道されているだけでも、
本当に多くの各種の事故があります。

だったら、事故に遭う確率を
下げるためには
そばにいないに限る。

ということで、好奇心はなし、
にして、失礼にならない程度に
すみやかに立ち去っています。

実は、このようなやりかたは、
多くのことに、通用するはず、
と思っています。

以前、本を読んでいて、
納得したことがあります。

生きものは、
空間を記憶する能力が高くできている、
と。

理由は、生き伸びるために
「空間」というのは
重要な意味を持つから、とのこと。

言われてみると、です。

危険な動物や植物がある場所、
エサのある場所、
会いたい誰かがいる場所、
などなど。

確かに。たぶん、古来からずっと、
生きものにとって、
位置、場所を記憶しておくほうが
生き延びるのに有利な気がします。

毎回、ゼロベースで
何かを探していたら
疲れますものね。
はずれ、失敗も多くなりそうだし。

だから、木の場合も、
こういうケースの場合は、
あまりその木の下に
長くいない方がいいかも、という、
知識や勘、経験知のようなものが
使えたほうがよい、と感じます。

なぜかというと、
木の枝が折れたり、
木全体が倒れたりしても、
その下、影響ある範囲に
人がいなければ、
事故にはならないから、です。

人間は、動けるし、選べます。
それに対し、木は動けないし、
折れる、倒れることを
たぶん自分では防ぐことができないはず。

というのも、木は
とてもすぐれた身体のつくり、
しくみをもっていて、
本当にギリギリまで、
アクロバティックとも言える
努力をして、立ち続けよう
としているから。

ということで、タイトルのように
危ないかも、と感じるものがあったら。

相手を何とかしようとする前に、
まずは、自分がすばやく遠ざかる、
ということを
日常生活でやっております。

思うに、これは人間関係でも
使えそうです。

のちのち、やっかいなことになる、
誰かがひどく傷ついたり、
悲惨なもめごとに発展しそうな関係。

頭の判断で、
「こうしなければ」などと思わず、
動物的勘にうまく働いてもらえれば、
ある時点で、まずいな、
と気づけそうな気がします。

気づけたら、
そこからは、猛烈ダッシュ!で
立ち去るに限ります?
それができたら、
被害者を生まなくてすむ。

毎日毎日、安全、危険、について
なんとなくでも、考え続けていると、
身を守ることって、
木に関する危険に限らず、
共通しているのでは?
と思うようになりました。

これだけ、事故や事件が多発する
このごろです。
どのような方法であれ、
気をつけて過ごしたいです。





いいなと思ったら応援しよう!

樹木も人も笑顔に、樹木医mimi  ( 三戸 久美子 )
チップを頂けるなんて、とっても光栄です! ありがとうございます。