見出し画像

「ことわざ」の説得力に国境なし?

先日、「溺れる者は藁をもつかむ」の記事を書いてから、
そういえば、自分は子どもの頃から、なぜか「ことわざ」が好きだった、
と思いだしまた。

好きなものに理屈はいらない、でもないのですが、
何がきっかけだったのか、
あまりにも昔のことで思い出せない…

で、ことわざって、昔の人って偉いなあ、
と感心しながら、ときどきお世話になっています。

「ことわざ」といえば、で思い出す楽しいこと。

コロナがあけて、海外から視察団がやってこられました。

そのとき、樹木医の一人として、
レクチャーするよう依頼をうけました。
日本語以外はできません、なので、通訳つきのお話です。

そこで、私は申しました。

「お金を儲けようと思って、樹木医の仕事をしない方がいい」と。

すると。

予想通りに、少々不満?けげん?な感じの表情が見えます。
当然ですよね、ビジネスをさらに発展させるために、
企業の重役さんやエンジニアが、わざわざ日本にやってきているのです。

そこで、ことわざの出番。

「日本には、”損して得取れ”ということわざがある。
最初から自分がトクをすることを考えて仕事をするよりも、
樹木医学的にみて、理にかなった方法をとるのがよい。
一見すると損にみえても、よい結果が出せれば、結局、得になりますよ」と。

すると。みなさん、なるほどねえ~、という腑に落ちた感じの反応。
へへへ、ことわざパワー!という感じでした。

つたない話がどこまで伝わったか、ではありますが、
海外相手の仕事で、
気に入りのことわざを使ってみた貴重な経験なので、
思い出に残っています。


そんな風に、いろんな楽しみかたのできる「ことわざ」。

お気に入りのことわざって、どれでしょう?
もしまだなかったら?
見つけることをおすすめしたいです。

苦しいときやさみしい気分なんかのとき
「ことわざ」はそばにいて、力になってくれる気がします。

そうです、目の前に現れてくれるあの藁のように。

溺れたときにつかむ藁|樹木も人も笑顔に、樹木医mimi ( 三戸 久美子 ) (note.com)


いいなと思ったら応援しよう!

樹木も人も笑顔に、樹木医mimi  ( 三戸 久美子 )
チップを頂けるなんて、とっても光栄です! ありがとうございます。