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2022_0928_本読み
<1263字>
冒頭の写真:
多分、最後かな、ゴーヤー。
毎年草ぼうぼうになってから刈るので大変だった隣家との境に、
今年はゴーヤーを植えました。
2メートル上のワイヤーの柵まで難なく伸びて、植物ってすごいな、と思いました。8月、9月は、続々と収穫でき、
3本の苗から、小サイズだけど20本はとれたかな。
これまでプランターで数回試したけれど、地植えで初めてうまく成りました。自然と草もとるので、ぼうぼう状態もなし。今年は良かったです。
多分、これで終わりと思われます。
まだ小さいのがいくつか成ってはいるけれど。
来年は、ヘチマを育てたいです。たわしでなく食用で。ナーベラー好きなんですよね。
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9月28日(水)は以下を読みました。
『進化とは何か』
リチャード・ドーキンス 、吉成真由美 編・訳
第六章 真実を大事にする ドーキンス・インタビュー
早川書房
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こども時代のことも聞かれ答えていましたが、それほどの面白さは感じませんでした。
興味深かったのは、ある種の進化が極に達する、というところ。
こいでさんいわく、人間のやることには、限界まで細かくなっていったりして、それ以上は行けなくなって、終わる、ということが往々にしてある。
生き物の「極」もそんな感じなのかも、と。
山崎はあとで「易経」の太極図のことを思いました。
(音読した人:山崎)
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『畏るべき昭和天皇』 松本健一 著
新潮文庫
天皇制下の民主主義 その1 敗戦前後
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昭和天皇の開戦時の認識が、戦争ははじめるのは易く、終わるのは困難なり、だったのは政府や軍でなく、この人が戦争の責任を持っている、ということを感じさせるものでした。
昭和20年9月に、11歳の皇太子への手紙で、なぜこうなったのか、軍部の統率をする立場の将軍などのありようを隠さずに語っているのが、非常に興味深かったです。
(音読した人:こいでさん)
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『塩一トンの読書』 須賀敦子 著
河出文庫
『イタリア紀行上・中・下』ゲーテ 著 岩波文庫
『ニューヨーク散歩ーー街道をゆく37』司馬遼太郎 著
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イタリア紀行の方も、とても興味があったのですが、司馬遼太郎の方のドナルドキーンさんの先生であった、コロンビア大学の角田柳作のことがとても印象に残りました。
あとでWikipediaをみると記述は簡潔で短くて、
〈仏教布教のため1909年に渡米〉
〈1928年、コロンビア大に日本文化研究所を設立〉
こういう端的な記述が目にとまりました。
(音読した人:きよもとさん)
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『芭蕉連句集』 中村俊定・萩原恭男 注
岩波文庫、
四一 鶯の(なにぶくろ)141~143ページ
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〈 陽炎の消ざま見たる夕影に 百歳
指さすかたに月ひづむ也 村皷 〉
のところの注に、
〈 東の野に炎のたつ見えてかへり見すれば月傾きぬ 人麻呂 〉
を本歌とした句作、とありました。和歌をよく知らないけれども、よく知っているこの歌、です。
(音読した人:山崎)