見出し画像

2022_0917_本読み

<1229字>

冒頭の写真:
前にも見つけたのに似たアサガオを発見。
今度のはちゃんと庭先にあって、こういう園芸品種の種を蒔いたんだろうな、とわかる感じでした。
葉の形から「丸い葉のアサガオ」で検索すると、その通りの名のマルバアサガオというものらしいです。

それが「種」の名前なのか「品種」の名前なのかのはよくわらないです。
(そもそも種と品種の違いもはっきりわかってない山崎です。)



9月15日(木)は以下を読みました。

『虹の解体』 リチャード・ドーキンス 著

福岡伸一 訳
早川書房 
第 12 章 脳の中の風船 407ページまで

ミームにしても、利己的な遺伝子(山崎、未読)にしても、いままでとは違う視点で世界をよりよく解釈しなおす、ということにドーキンスの意志を感じます。

それによって、世界の見え方が鮮やかに転換してしまう、ということが彼にとっての「詩」なんだろうと思います。

(音読した人:山崎)





『畏るべき昭和天皇』    松本健一 著

新潮文庫
天皇の戦争責任その三 開戦前の天皇の「戦争終結」策

戦争を終わらせるのが難しいことは、歴史を見ても現在を見ても明らかです。

昭和天皇が皇太子時に欧州に遊学したときから、ローマ法皇をそれに利用することを考えていたらしい、また、昭和17年にはローマ法皇に外交官を送っているという事実は、全く知りませんでした。

(音読した人:こいでさん)






『おんみょうじ 鬼のおっぺけぽー』 
夢枕 獏 (著), 大島 妙子 (著)

講談社

かわいらしい、若い時分の安倍晴明のお話でした。
魑魅魍魎が魅力的な絵本。

(音読した人:はやしさん)





『塩一トンの読書』    須賀敦子 著

河出文庫 
作品のなかの「ものがたり」と「小説」

谷崎潤一郎『細雪』について。

中巻は妙子が主役の部分で、妙子の恋愛相手の板倉の脱疽だっそによるひどい苦悶の後の死、というのが一つのハイライトとのこと。

谷崎は自然主義的な描写力で病気を描き出すことがすごかった、そこに「人間」を見ていた、というようなことでした。

こいでさんが土方巽のことばを教えてくれました。

曰く、
人間のすごい点は
コレクション、狂気、患者
の3っつだ

とのこと。

(音読した人:きよもとさん)






『学問のすゝめ』  福沢諭吉

解題 小泉信三
岩波文庫 
解題 六

福沢諭吉の危機感は、渡欧の行き帰りに立ち寄った、アジアの諸港での体験からきているということが書かれていました。

香港の土人(昭和17年の文なので、この表現)が、イギリスにいいように使われている、というような。

(音読した人:めいさん)





『芭蕉連句集』  中村俊定・萩原恭男 注

岩波文庫、
四〇 霜に今(壬生山家)138~140ページ

〈 有明の飼い置くたかに餌かはせ 〉

かはせ、の注に〈餌を与えるの意〉とありました。飼うやたか、という音が かぶって韻を踏んでいるような面白さを感じました。

(音読した人:山崎)




















いいなと思ったら応援しよう!