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2022_0901_本読み
<1135字>
冒頭の写真:
ササグモの卵嚢は、この10日間くらいで、ここまで変形してしまいました。
クモはしっかり張り付いて守っているように見えます。
これから、どうなるのでしょうか。ちゃんと生まれるかな?
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9月1日(木)は以下を読みました。
『虹の解体』 リチャード・ドーキンス 著
福岡伸一 訳
早川書房
第 11 章 世界の再構成 360ページまで
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ここまで読んできて、ドーキンスの具体的な様子の描写がとても詳細だと、あらためて思いました。
今日のところでは、
未来の内視鏡手術を、
「医師は小人になって臓器に入り込み、チェンソーを使って腫瘍を切除する」というヴァーチャル手術として、
想像で描写していて、なかなかにリアルでした。
思考実験っぽく感じました。
(音読した人:山崎)
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『畏るべき昭和天皇』 松本健一 著
新潮文庫
ロンドン海軍軍縮条約をめぐって
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帷幄上奏ということばを初めて知りました。軍部が天皇に意見すること。
軍縮に反対する軍部に対し、それは統帥権干犯だとの意見に対し、濱口内閣も天皇も問題にしなかった、とのことのようでした。(これであってるのかな?)
(音読した人:こいでさん)
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『ドアがあいて…』 エルンスト・ヤンドゥル 作
ノルマン・ユンゲ 絵、 斉藤 洋 訳
ほるぷ出版
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ずーっと同じ部屋で、ほぼだいたい同じ視界で、誰かが出たり入ったり。
芝居みたいで面白かったです。
(音読した人:はやしさん)
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『塩一トンの読書』 須賀敦子 著
河出文庫
読書日誌
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某月某日の日誌スタイルで、たくさん本が紹介されてました。
その中では、前にも紹介されていたのもあり、『ポルトガルの海』(フェルナンド・ペソア 著)が一番読んでみたくなりました。
山崎が読んだことのあるのは『海底二万海里』(ジュール・ベルヌ 著)だけで、ノーチラス号の空気感を思い出して、懐かしかったです。
(音読した人:きよもとさん)
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『芭蕉連句集』 中村俊定・萩原恭男 注
岩波文庫、
三九 いざ子ども(智周発句集)133~137ページ
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〈 女郎花なに妬くやと踏敷て 芭蕉 〉
というのが印象的でした。
女郎花(オミナエシ)ですが、全然「女郎」なんて感じはしない見た目の花です。
Wikipediaを見ると、昔は敗醤という名だったとあり、
活けておくと醤油が腐ったような匂いになるから、だそうです。
秋の七草。たしかにシルエットは美しくてデザインに含まれていると嬉しく感じます。
そんな割に地味な雰囲気をまとっているのに、
妬くや、と踏まれてしまうのは、ひとえに漢字名のせいと思うと面白いです。
(音読した人:山崎)