2022_1214_本読み
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冒頭の写真:
丹沢の川辺のコケ。手のひらを押し当てると、ふっくらしっとり分厚い触り心地で、嬉しくなりました。
あとで夢にでてきて、ここからレタスがたくさん生えた畑になっていました。
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12月14日(水)は以下を読みました。
『あまりにロシア的な。』
亀山郁夫 著
青土社
3 空間飢餓
「闇の記憶」 師匠と弟子2 (68〜72ページ)
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師匠と弟子、というとおり、ルドリフさんの語るハルジエフさん。
ハルジエフさんは、アヴァンギャルド界(いや芸術界)の人らしくホモセクシュアルだったことが語られました。
〈 もっとも、一九〇〇年代の初めというのは、ホモセクシュアリズムがモードだった。 〉
ハルジエフさんは、
〈 それをなんとか克服することで生きてきたのさ。〉
と、ルドリフさんは表現していました。「モード」だからとか、その感覚の実際の持ち主には、ちょっと関係ないというのか、関係ないとは言えないでしょうけど、流行に乗るのは回りに居る人の方かな、と思いました。
(音読した人:山崎)
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『なわとびょ〜ん』 シゲリ カツヒコ 作
KADOKAWA
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なわとびって不思議な感覚を与えますね。
前に読んだ、ファージョンの『エルシーピドック、ゆめでなわとびをする』を思い出しました(あの時は、超ひも理論、とかそういうの思い出した、って書いてました。)
魚眼レンズ的で見た的な絵とか、重力が狂ったような細部の感じとか、じっくり、こどもと一緒に眺めるのも楽しそう。
(音読した人:はやしさん)
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『俳句的生活』 長谷川櫂 著
中公新書
第3章
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『細雪』の話題。この間はここででてきたのでした。
二二六事件なども時代背景として示されていて、これも幾度となく、このzoom本読みで出てくる時代だったので、また見方が濃くなるな、と思いました。
谷崎潤一郎は、関東大震災での避難をきっかけにで関西に移住し、そこで結婚した松子夫人の実家をモデルとして『細雪』を書いた(そして後に、佐藤春夫に、新聞に書いて、妻をゆずった?)そうなんですが、なんかすごいな、と思いました。
著者の関西に住んだ時期のことがこれから語られるのだと思いますが、谷崎の印象がものすごく強かったです。
『細雪』は「奥様」とか「お嬢さん」というものが世の中から消滅する直前の最後の強い輝きを書き留めるために書かれた、というような言い表しだったと思います。
(音読した人:きよもとさん)
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『芭蕉連句集』 中村俊定・萩原恭男 注
四二 (種芋や)144~146ページ
岩波文庫
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〈 神風や吹起されてかい覚ぬ 半残 〉
というのがあって「かい」が、わからなかったのですが、注もなにもなかったので、その世界では常識のことばなのか、と思いました。しらべると、強調の意味で、「かき」のイ音便、だそうです。となると、かきくもる、とか、かきたてる、などが思い浮かびましたが、合ってるかどうかわかりません。
(音読した人:山崎)