2023_0624_本読み
<1026字>
冒頭の写真:
25日(日)は、パートナーに六角精児バンドのライブに連れてってもらった。六角さん、ワイルドで、声が良くて強くて、かっこよかった〜。
楽しかったな〜
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6月24日(土)は以下を読みました。
『巨匠とマルガリータ』
ブルガーコフ 著
集英社 世界の文学15 ロシア Ⅲ
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怪しい闖入者は、やはり偶然ではなく、意図して編集長ベルリオーズと詩人ベズドームヌイの会話に割り込んできたのでした。黒魔術研究の権威、とのことで、まさに怪人物。
これはただではすまなそう。
登場人物表を見ると、この人の関係者が次々とあらわれるようです。
この表には名前がありますが、お話ではまだ名前は明らかにされていません。
(音読した人:山崎)
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『沖縄ノート』 大江健三郎 著
岩波新書
Ⅲ 多様性に向かって
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日本へもどる沖縄復帰運動を推進する思いは、日清戦争以後の教育によったもの、とのこと。それも内地の人によるのではなく、沖縄の人による教育だった、と。
大国の清への感情、そこに勝った日本への感情、その関係性の中から生まれてきた感情なのだな、と改めて思いました。
と、同時に、この文の書かれた時代もすでに50年以上前ですから、変わるところは変わっているだろうなと思いました。
(音読した人:こいでさん)
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『俳句的生活』 長谷川櫂 著
中公新書
第11章 平気
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平気、の最後のところ。
〈 病苦にあえぐ子規は「悟りといふ事は如何なる場合にも平気で生きて居る事であった」と書いた。〉
この「平気」は芭蕉の「かるみ」のことである、と力強く断言しているのがとても印象的でした。
『別座敷』そして『炭俵』と蕉門は隆盛を迎えているのですが、高弟たちの仲違いが、あああ〜、という感じです。
それに足をとられないような態度が「かるみ」でもあったのかな、と思いました。
(音読した人:きよもとさん)
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『芭蕉七部集』 中村俊定 校注
岩波文庫
『猿蓑』
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火燵の句が二つ並んでいて、その注が面白かったです。
連句ではないですが、もちろん編者は句の並びをこそ、表現の場としているはずと思うので、楽しいです。
もともとは
〈 寝ごころや火燵蒲団のさめぬ内 其角 〉
に対して芭蕉が、
〈 住みつかぬ旅のこころや置火燵 芭蕉 〉
と、返したものらしいのですが、ここでは逆に並べられています。
「置き火燵」は、ちゃんとした家に作り付けられた掘り炬燵とは違う、という気分なのです。
(音読した人:山崎)
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