見出し画像

2023_0610_本読み

<1189字>

冒頭の写真:
梅を採るついでに、伸びすぎた枝をばっさりと剪定しました。

梅はほんのちょっとしか採れなかったんですが、
モモスズメ(多分)の幼虫の小さいのを見つけて、しばらく眺めようかな、と梅の葉をビンに生けてプラケースに入れました。

スズメガの幼虫の特徴は尾角ですが、こいつは頭にも角がある感じ(複眼っぽいとこの上がとんがってる)です。

そこにすごく嬉しくなっている自分は、完全に「こども状態」だなぁ、あほらし、と思います。


6月10日(土)は以下を読みました。

『あまりにロシア的な。』 
亀山郁夫 著

青土社
第4章 記憶の冬、冬の記憶
3歴史の影ーー東欧から
暗殺、そして終末都市のコンサート
(267〜270ページ)

人間は、同じ人間を殺す生き物なのが、やっぱり恐ろしいです。

歴史を知ると、人間ってそうやってきていますね。

民主主義は、統治の最終システムみたいな話をどこかで聞いて、いい悪いは置いておいて、殺すことでトップをすげ替えるということをしないのが持ち味ということらしかったです。確かにそうなのかもな、と思いました。

(音読した人:山崎)





『日本幻獣図説』 湯本豪一著  

講談社学術文庫

かっぱに関するところ続きます。
明治時代ですら、かっぱは完全に存在していたんだなぁ、という雰囲気が伝わってきました。かっぱの手の干したのの写真も載っていました。もちろん、いろんなものから偽造?してるんですが。
水中に引き摺り込もうとしたときに手を切られる、というのがお決まりのパターン。

人のこころは状況に応じて、いつでもこういう幻獣が「実在」するようになる仕組みがあるなあと思います。

(音読した人:みこしばさん)





『六月の田園』 小出治史 著 



いつも音読してくださる、こいでさんお休みで、パートナーのかみとまいさんが、こいでさん著書を読んでくださいました。知ってる人のロマンティックなことばが響きます。

(音読した人:かみとまいさん)





『正岡子規 新潮日本文学アルバム〈21〉』  

新潮社

司馬遼太郎の文が続きます。
「書生文化」とでもいうものが、幕末から続いていて、長州書生団の青年たちと薩摩藩とが攻守同盟を組み、あっさりと明治維新を達成した、と書いていました。
その延長に子規たちも居たとのこと。
山崎は以前に、司馬遼太郎の『坂の上の雲』を読んだので、その雰囲気、わかりました。

(音読した人:めいさん)





『芭蕉七部集』  中村俊定 校注

岩波文庫
『猿蓑』

〈 雑(炊)のなどころならば冬ごもり  其角 〉

注で琵琶湖の堅田で芭蕉が閑居した時の句と説明されていて、ああ、子規が訪れていた、幻住庵跡のことだな、とわかりました。
こういうふうに繋がりが見えると、すごく句がいきいきと感じられて、楽しくなります。堅田の名物が雑魚雑炊なんだそうです。

(音読した人:山崎)

いいなと思ったら応援しよう!